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書店に「食の安全コーナー」 ギョーザ中毒事件に対応

2008年02月12日

 中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で食品への不安が高まるなか、「食の安全」を取り上げた書籍の特設コーナーを設ける書店が出てきた。客の問い合わせも増えており、専門家は「消費者の自己防衛意識が働いているのでは」と指摘する。

写真食の安全に関する本が並べられた書店の特設コーナー=大阪市北区の紀伊国屋書店梅田本店で

 「ひと月数冊だったのが、この1週間で30冊売れました」と驚くのは、大阪・キタの紀伊国屋書店梅田本店の担当者。事件発覚から2日後の今月1日、別々の売り場に置いていた「中国ニセ食品のカラクリ」(角川学芸出版)など7種類の食品関連書籍を集めた臨時コーナーを設けた。

 「食の安全を考える」という売り場を新設したのは、福岡市のジュンク堂福岡店。通常は月10冊程度の売れ行きが、今月1、2両日で「食品の裏側」(東洋経済新報社)、「これを食べてはいけない」(三笠書房)がそれぞれ4冊売れた。神戸市の三宮店も近く売り場を設ける予定だ。

 東京・丸の内の書店、丸善丸の内本店では12日、「中国産食材」などをキーワードにした特設コーナーがお目見えした。2階の料理コーナーの一角には「あなたも食べてる中国産」「食べ物の裏とオモテがまるごとわかる」「図解でわかる危ない食材」などのタイトル約40種類がずらりと並ぶ。

 大阪市北区の旭屋書店本店の担当者は「客からの問い合わせが多い。新刊の発売状況などを見てコーナー新設を検討したい」と話す。

 九州大大学院の前田幸嗣准教授(農業経済学)は「消費者が自分の身を守るため、食品のリスクを自ら見極めようとする動きが広がるだろう」とみる。

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