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佐賀北Vの原動力、詩集に 部室に掲げた「ピンチの裏側」

2007年11月15日

 福岡県飯塚市でギャラリーを構える詩人・山本よしきさん(60)の詩集「ピンチの裏側」が15日発刊された。今夏の甲子園大会で優勝した佐賀北高校野球部が表題作を部室前の看板に掲示。精神的な支えになったとして知られ、出版が決まった。

写真詩集を手にする山本さん。ギャラリー入り口には、佐賀北野球部への感謝の言葉が張り出されている=福岡県飯塚市八木山で
写真詩集の表題作「ピンチの裏側」。ほか約100編が収録されている

 神様は決して/ピンチだけをお与えにならない/ピンチの裏側に 必ず/ピンチと同じ大きさのチャンスを用意して下さっている――(表題作)

 山本さんは20歳のころから詩作を始め、45歳で脱サラした。だが、その後は「ピンチだらけの人生だった」。そのころの作品が表題作。「ピンチは神様が与えた昇級試験。乗り越えて成長する」と自分に言い聞かせた思いを重ねた。

 佐賀北のエピソードを知ったのは、歓喜の優勝の翌日。後日に同校を訪ねると、日差しや風雨で看板は破れかけていた。「本当に心の支えとしてくれていたのか」と半信半疑になったが、薄れた文字を部員が黒ペンキでなぞり、8年前から大切にしていたと知った。詩集の最後は、感謝の気持ちを込めて同校へ贈った「新たなる人生の夏に向かって」を掲載した。

 女性、恋愛、結婚、育児、人生など、様々なテーマをユーモラスな言葉とイラストで表現した約100編を収録。青志社刊、1680円(税込み)。

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