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時間軸が縦のバーチカルタイプの手帳が人気=東京・丸の内の丸善で
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出版が相次ぐ活用術の本
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■自分の生活様式 把握して選択を
そろそろ来年の手帳が気になるころです。今年からしにせメーカーが12月1日を「手帳の日」と定めるなど、手帳はブーム。「夢をかなえる」とうたったものや、おしゃれなデザインの輸入ものなど、売り場も華やか。活用術を指南する本も続々出ています。さて、あなたはどれを選ぶ?
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「手帳の時間軸は、横でなく、縦、『バーチカル』の時代です」。約2500種類の手帳をそろえる銀座・伊東屋(東京都中央区)の市原美子さんはいう。
以前から、フランスの手帳メーカー、クオバディス社のバーチカルタイプの手帳は、おしゃれなデザインとともに話題だったが、最近は種類も増えた。「一目でその日の予定が把握でき、上から順にこなしていけるので、時間をきっちり管理したい人に納得感が高いようです」
丸善丸の内本店(同千代田区)でも、人気は同じ。働く女性のためのコミュニケーションサイトを運営するイー・ウーマンの社長、佐々木かをりさんが考案し、火付け役となった「アクションプランナー」(税込み3500円〜)などをそろえる。
同店は今年、目立つ一角に著名人が考案・推薦する「活用術系」と、「輸入もの」のコーナーを設けた。
なかでも、野口悠紀雄・早大教授が考案した「『超』整理手帳」(税込み1680円)はリピーターが多く、同店の売り上げの第2位。8週間が一覧できるジャバラ式で、A4サイズの紙が収納できる。今年は活用術の読み物とセットになった「スペシャルBOX」(税込み2100円)も売れている。
ワタミの渡辺美樹社長が監修した「Date your dream(夢に日付を!)」(とじ手帳は税込み3150円)も関心が高い。5年間でなしとげたい仕事や趣味、家庭など6分野の夢と、それを達成するための計画を書き込める。
目標設定や時間管理を売り物にした手帳は、ここ数年伸びている。「成果主義の広がりや、先行き不透明な時代に自分をしっかり管理したいという気持ちなども反映しているのかもしれません」と丸善の文具担当、猪野雅博さんは話す。
◇自分への意識づけに利用
金融機関に勤める東京都内の男性(38)は、今年、渡辺さん監修の「夢に日付を!」のシステム手帳を使っている。
目標は「若い人に対し指示を明確に」「妻に思いやりを」など。「毎日、目標に向かっているなと実感できるからいい」という。
来年は、ベストセラー「7つの習慣 成功には原則があった!」を実践する「フランクリン・プランナー」の手帳に決めている。自分が大事だと思う価値観に基づいて行動を管理できる、というところにひかれたからだ。
これまでに転職を2回。キャリアアップを常に考えさせられるが、同時に、妻との時間も大切にしたい。「仕事だけにならないためにも手帳が必要なんです」
酒類メーカーで文化事業を担当する中畑佐知子さん(30)は、仕事の内容で手帳を代えてきた。
営業担当のときは外回りが多く、1カ月の予定がある程度決まっていたので、薄くて軽い手帳が良かった。だが、現在は半年から1年の長期のプロジェクトを抱える。1日の時間管理ができる手帳も買ってみたが、結局、職場の先輩に勧められたものを使う。
それとは別に、白紙の薄い手帳に、期限をつけない願いごとを書いて持ち歩き、時々見返している。「自分への意識づけです」
「ほどほどかげんの幸せ暮らし」などの著書がある生活コラムニストのももせいづみさん(46)は、1日に3行以上書けない手帳を使い、三つ用事が入ると、働きすぎを自制する。「作り出した時間は、つい何かに使いたくなってしまう。ボーッとしている時間の方がいい考えも出てくるし、私には大事」
代わりにその日にあった「いいこと」をキーワードのように書き付ける。「おでんうまかった、でいいんです。そんなに悪い日じゃなかったなと思えてくる」
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著名人から普通の人まで働く38人に聞き、「みんなの手帳」(大和書房)にまとめた手帳愛好家委員会会長の上條桂子さんに、手帳選びの「5W2H」を聞いた。「自分の行動パターンやライフスタイルを把握すれば、選びやすくなります」
◇手帳選びの「5W2H」◇
・When=いつ使うか 仕事前、会議中、営業中、電話しながら
・Where=どこで使うか 会社、通勤電車、歩きながら、カフェ
・Who=誰が使うか 1人、グループ、家族
・Why=なぜ使うのか 予定が覚えきれない、毎日の記録、仕事の効率化、夢の実現
・What=何を使うか かわいい、かっこいい、高級感のある、洗練された、個性的
・How=どんなふうに使うか 健康管理ツール、日記帳、映画鑑賞記録、時間管理、目標管理
・How much=予算はいくらか
(上條桂子さんによる)