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清涼院流水・西尾維新が年間連載 月1巻「大河ノベル」

2007年01月19日

 講談社の叢書(そうしょ)「講談社BOX」が、若者に人気の2作家による連続刊行企画「大河ノベル」を始めた。雑誌連載のように1年間、単行本の形で毎月出版する異例の企画だ。

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 「大河ノベル」は「コズミック」などトリッキーかつ壮大なミステリーで知られる清涼院流水の「パーフェクト・ワールド」と、「戯言(ざれごと)シリーズ」が人気の西尾維新の「刀語(カタナガタリ)」。

 前者はユニークな英語教則本であり、京都のガイドブックでもある不思議なミステリー。後者は刀を持たない剣士が、伝説の刀鍛冶(かたなかじ)の残した12本の刀を求めて諸国を行脚する、著者初めての時代ものだ。

 「連載ものが不振と言われますが、ミステリーやライトノベルの隆盛をみていると、続きものを読む快楽は失われていない」と太田克史編集長は語る。すでに08年には島田荘司の執筆が決まっている。

 同叢書は昨年11月に創刊。各巻は異彩を放つ銀色のボックスに収められている。創刊ラインナップは清涼院、西尾、舞城王太郎の小説に、安達哲の復刻マンガの計4点。小説、マンガ、ノンフィクションを数冊ずつ、月初めに刊行している。

 「思春期の自意識がテーマの作品を集めました。日本のポップカルチャーのインデックスになればいい」と太田編集長。米国やアジア諸国への刊行もにらむ。

 背景には10代男子の好みが世界中で似通ってきている現状があるという。iPodで音楽を聴き、PS2で遊び、日本のアニメを見て、携帯でデートの約束をするような若者たち。彼らに共感できる日本発の作品づくりを目指している。

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