ここから本文エリア

RSS

現在位置:asahi.com>BOOK>ひと・流行・話題> 記事

ひと・流行・話題

がん相談の窓口を紹介、患者交流サイトも掲載

2007年08月03日

 がんになって初めて、相談する場所の少なさに気付いた――。2人に1人ががんになるとされる時代でもそんな声が後を絶たない。そうした声に応えようと、患者支援団体「いいなステーション」(和田ちひろ代表)が、ガイド本「がん!患者会と相談窓口全ガイド」(三省堂)を発行した。全国約160カ所の患者会に加え、約50カ所のインターネット上の患者による交流サイトも紹介する。

写真「がんに向き合う人に寄り添う一冊になれば」と話す和田ちひろさん=川崎市内で

 女性のがん、小児のがんのほか、大腸がん、血液がんなど部位ごとに分けて掲載。連絡先、会員数、活動内容などを示した。

 インターネットの普及で年々増加している交流サイトについては、掲載されている情報が信頼できること、双方向で連絡がとれることなどを確認した。

 サイトの広がりで、患者数が少ないがんなどにも、活動が広がってきた。本では、小児脳腫瘍(しゅよう)のなかでも珍しい髄芽腫(ずいがしゅ)、難治がんとされ患者会が乏しかった膵臓(すいぞう)がんなどに特化したサイトも紹介する。

 課題もある。サイトには様々な書き込みがある。自ら患者でもあるスタッフが相談の多さに対応できず、活動規模を小さくする患者会もあるという。和田さんは「これだけ多くの人ががんになる時代では、患者会を社会資源ととらえる視点が必要。活用の仕方やサポートの方法について議論が深まってほしい」と話す。

ここから広告です

広告終わり

このページのトップに戻る