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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>BOOK>ひと・流行・話題> 記事 ひと・流行・話題 本の自動販売機、キオスクで人気 首都圏JR5駅2007年12月19日 首都圏の駅のキオスクに文庫本の自動販売機が登場した。意外な組み合わせが、意外な人気を呼んでいるようだ。 「活字をめぐる風景としてとても新鮮。マニアックな品ぞろえにも興奮して、思わず写真まで撮ってしまいました」。作家の亀和田武さんは、実際にホームで見た時の驚きをこう語る。 文庫本自販機が池袋、恵比寿、田端、中野、西日暮里のJR5駅に登場したのは今春から。お金を投入して商品番号を押すと、本がドスン、と落ちてくる。 1台の機械に16点が並ぶ。たとえば京極夏彦『魍魎(もうりょう)の匣(はこ)』、安野モヨコ『美人画報』、水木しげる『総員玉砕せよ!』……。亀和田さんが言うように、確かに傾向がつかめないラインアップだ。 当初は、ベストセラーや、キオスクで売れる男性向けの歴史もの、ミステリーを中心に並べた。 だが、いつも売り切れていたのが、吉村葉子『お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人』。ミステリーは残ったまま。「品ぞろえは試行錯誤の段階ですが、お客さんの構成が違っていた」と講談社の吉田俊輔書籍第3販売部長。 人気があるのは女性向けの軽めのエッセー。自販機では女性の利用者が多くなり、20〜30代が中心という。恵比寿駅なら月に450冊、約20万円と予想以上の売り上げ。 「文庫本ならではの新しいシステムなのかもしれない」と吉田部長は言う。「表紙だけで買うだろうか、本が落ちてくることに抵抗があるのでは、という心配は出版社の思いこみだったようです。クレームもない。言う相手がいないのかもしれませんが」 キオスクを設置するJR東日本リテールネットによると、文庫本の自販機販売は人員不足をクリアする合理化の試みで、ほかにも傘やスナック菓子などの自販機を設置している駅もある。今後も自販機による「オートキオスク」など、いろいろな購買スタイルを提供していく方針という。 ここから広告です 広告終わり この記事の関連情報ひと・流行・話題 バックナンバー
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