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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>BOOK>ひと・流行・話題> 記事 ひと・流行・話題 季刊誌「ひとりから」丸10年 来年で終刊2007年12月27日 径(こみち)書房元代表で編集者の原田奈翁雄(なおお)さん(80)と、パートナーで弁護士の金住典子さん(65)が発行してきた季刊誌「ひとりから」を、08年で終刊する。
原田さんの原点は、「敵を殺して死ぬ」ことしか知らない皇国少年だった自分。筑摩書房で雑誌「展望」などの編集長を務め、径書房を設立して、「天皇の戦争責任はある」と述べた長崎市長への人々の賛否の手紙を載せた『長崎市長への7300通の手紙』などを出してきた。 「あなた任せの主権者」ではなく、一人ひとりが本当の自分を生きることを励ましていかなければ変わらないと、99年、個人誌「ひとりから」を創刊した。 年4冊で4000円。48ページ程度で200〜300人読者がいればと考えていたが、1号は約70ページ。最新の36号は約160ページ。創刊号は1000部刷って2度増刷し、その後も購読者は500〜600で続いた。 中学生の素顔を伝える「さくらさんの保健室日記」、9・11に遭遇した堤未果さんの「世界中のグラウンド・ゼロ」などの連載や、読者の発信が載った。 9年続けて、金住さんは「愛情や信頼など一人ひとりの根っこが壊れきっていて、元気が出ない」状況がより深く見えたという。他者批判ではなく、自分の内側を開いて語れる人に出会えるようにもなった。しかし累積赤字はかさみ、編集・発送作業も年々こたえるように。丸10年になる来年末の40号で区切りとした。 「表現の自由があることは、戦前と決定的に違う。本当に大切にしてほしい」と原田さん。終刊後は、国民投票法施行をにらみ、「ひとり九条の会」の活動に力を入れる。 ここから広告です 広告終わり この記事の関連情報ひと・流行・話題 バックナンバー
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