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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>BOOK>ひと・流行・話題> 記事 ひと・流行・話題 「私だけの一冊」手作り魅力 豆本が人気2008年04月22日 手のひらにおさまるほどの手作り本「豆本」が若い女性らに広がっている。自分の小説や写真を載せる本格的なものから、アクセサリー感覚で楽しめるものまで、中身や形はさまざま。身近な紙や布を使い、「私だけの一冊」を作れるのが魅力だ。秋には「豆本フェスタ」が東京で開かれる。
「催しの規模が思った以上に膨らみ、関心の高さに驚いた」と話すのは福岡市のイラストレーター古賀涼子さん(29)。3月20〜23日、地元で展示即売会「ふくまめ」を開いた。ネットで呼びかけたところ、東京などで活動する38作家から1900点近い作品が集まり、来場者も300人を超えた。 古賀さんが関心をもったのは2年前。自分のイラストを本にまとめたいと考えていたところ、豆本を知った。「小さいけど本格的。思い通りの本ができそう」と、独学で作品集を作った。その後、魅力を広めようと展示即売会を企画した。 ふくまめでは講師を頼み、豆本づくりの教室も開いた。山口や熊本などの近県を含め、定員を超える応募もあったという。年1回のふくまめ以外に、2カ月に1回程度、本づくりに関するイベントを開くことにしている。 豆本を作ったり手にしたりする機会はまだ限られているが、少しずつ広がってきている。 東京都杉並区の書店兼カフェ「茶房高円寺書林」には、一般の書籍のほか、若手作家らの手作り豆本を並べたコーナーがある。特に、20〜30歳代の若い女性に人気という。 コーナーに作品を並べる作家のひとり、赤井都さん(38)は自分の小説を発表する手段として豆本にたどりついた。「中身に応じて材料や形を変えられる自由さがいい。自分だけの一冊が簡単にできるのが魅力ですね」。たとえば、雲を題材にした作品では、ふわっとした白いニットをジャケットに使った。創作仲間で、小説を書く五十嵐彪太(ひょう・た)さん(29)も古くなった着物の端切れを表紙に使い、しっとりとした味わいを出す。 2人とも本格的に豆本づくりを始めたのはここ数年。パソコンのプリンターが身近になり、文章や写真の印刷が身近になったことも背景にあるようだ。 豆本研究家の田中栞(しおり)さん(48)は、東京・神保町で10月12、13日に開く展示即売会「豆本フェスタ」の準備中だ。 出版社などに勤めながら製本技術を学んだ経験を生かし、各地で本づくりを教えてきた。6月には横浜市内の自宅で、豆本の教室を開く。のりやはさみを使わない「折り紙豆本」など、4種類を1日で仕上げる内容だ。「ちょっとした製本のコツをつかめば、本格的な本づくりも難しくない。まずは手芸感覚で楽しんでみて」。フェスタや教室については、田中さん(045・431・1260)へ。(小幡崇) ここから広告です 広告終わり この記事の関連情報ひと・流行・話題 バックナンバー
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