2008年8月16日
人気キャラクターのベスト3は、バカボンのパパ、ニャロメ、そしてアッコちゃん――。朝日新聞社の無料会員サービス、アスパラクラブの会員に、2日になくなったマンガ家赤塚不二夫さんの作品にまつわる思い出を聞いた。時代や自身の体験と重ね合わせる言葉や、赤塚作品の多彩さをうかがわせる回答が寄せられた。(宮代栄一、小川雪)
インターネットを通じ、6〜11日に回答を受けつけた。回答者は、男性5523人、女性3352人の計8875人。
好きな作品の1位は「天才バカボン」(7473票、84.2%)。「初めて早稲田の校歌を聞いた時、『バカ大の校歌をパクってる!』と真剣に驚いた」(40代男性)「『西から昇ったお日さまが…』の主題歌で方角を覚えた」(40代女性)「バカだと思っていたパパからドキッとする本質をついた発言が出てきてハッとさせられることがあった」(40代男性)「『これでいいのだ』というセリフに、ずいぶん救われた気がします」(40代女性)
2位は「おそ松くん」(6408票、72.2%)。「PTAで見てはいけないことになった。ところがその直後のクラス写真で全員で『シェ〜』のポーズをしていた」(50代女性)。複数の回答者が、O・ヘンリーの短編を下敷きにしたといわれる「チビ太の金庫やぶり」の回に「子どもながらに涙した」と振り返る。
3位の「ひみつのアッコちゃん」(4923票、55.5%)は女性では1位。4位は「もーれつア太郎」(3350票、37.7%)。
「好きなキャラクターは?」という質問では、「バカボンのパパ」(1434票、16.2%)が1位。「きれいなママとかわいい子供と楽しい友人たち。わしはバカボンパパになりたかったのだ。(自分が)いつのまにかバカボンパパの年齢を超えてしまったことに気づきビックリしてしまったのだ!」(40代男性)「父親イコール厳格な人だったので衝撃的でした」(40代女性)。2位は「ニャロメ」(567票、6.4%)。「ニャロメとケムンパスは今でも何も見ずに描ける」という回答者が多かった。6位以下には、「レレレのおじさん」「おそ松くん」「ウナギイヌ」「チビ太」「ケムンパス」が並び、赤塚作品の中でも、「天才バカボン」と「おそ松くん」の人気が高いことを印象づけた。
また、「あなたにとって赤塚不二夫とは?」という質問には、「高度成長期、朝8時から夜11時ごろまで働いていた時代です。たまの憩いのひととき、赤塚作品で癒やされた」(60代以上男性)「幼い頃、怒られて、泣きながらマンガを見始めて、終わる頃には、笑顔になっていた」(40代女性)等々、自らの過去と重ねて懐かしむ声が多かった。
作品については、「庶民の日常でのシュールなできごとが秀逸だった」(50代女性)「国家権力という言葉は赤塚作品より学んだ」(40代女性)など、ナンセンスでシュールなギャグの切れ味に賛意を示す意見が多い一方、「『もーれつア太郎』の人情味が好きでした」(40代男性)「『ひみつのアッコちゃん』は、女の子の夢をかなえてくれる。夢そのものでした」(40代女性)のように、多彩な作品群の懐の深さを感じさせる回答が目についた。
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詳しい結果をアスパラクラブのホームページ(http://aspara.asahi.com/voice)で紹介しています。検索サイトで「アスパラ・ボイス」と入力してください。
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