2006年09月02日21時07分のアサヒ・コム
		アサヒ・コムBOOK

メインメニューをとばして、本文エリアへ朝日新聞社からアスパラクラブクラブA&A携帯サービスWeb朝日新聞サイトマップ文字拡大・音声

天気住まい就職・転職BOOK健康愛車教育サイエンスデジタルトラベル囲碁将棋社説コラムショッピングbeどらく

ここから本文エリア現在位置asahi.comトップ >  BOOK > コミックガイド記事

コミックガイド

華物語 [著]埜納タオ [原案]槙佑子

[掲載]2006年08月20日
[評者]南信長

 まだまだ残暑は厳しいけれど、もう1〜2週間もすれば確実に秋の気配が漂い始める。そんな四季の移り変わりを最も敏感に示すのが草花だろう。その姿を花器の上に凝縮・再現した生け花は、季節の花を愛(め)でる日本人の心性の表出とも言える。

 な〜んてもっともらしいことを書いてはみたが、実は生け花のことなど何も知らない。それでも、生け花をモチーフとした本作をすんなり読めたのは、作者の語り口の巧みさゆえだ。

 ふとしたきっかけから生け花教室の門を叩(たた)いた主人公のOLが、花を〈生けること〉で自分と向き合い、〈生きること〉の豊かさを知る。未知の世界だった生け花が彼女の中に新たな回路を開いたのと同様に、私のような門外漢の読者にも視界がスーッと広がるような爽快(そうかい)感を与えてくれる。〈表現するって気持ちいいですよね/自分の想(おも)いがだれかに届くってシンプルだけど喜びの基本です〉といった生け花教室の講師の言葉にも納得だ。

 秋桜(コスモス)、紅葉、万年青(おもと)、桜、花菖蒲(はなしょうぶ)など季節ごとの花をテーマに1年間の主人公のささやかな成長を綴(つづ)る筆致は優しく繊細。絵柄もストーリーも派手さはないが、それがかえって日本の四季の情緒をほどよく感じさせる。女性マンガで、しかも花がテーマというと、男性諸氏は腰が引けるかもしれないが、読んで損ナシ。本書に出てくる花知識を覚えておくと、女子受けもいいですよ。


ここから広告です
広告終わり

関連情報

    書籍詳細

    表紙画像

    華物語

    • 著者: 埜納 タオ・槙 佑子
    • 出版社: 講談社
    • ISBN: 4063406024
    • 価格: ¥ 410

    別ウインドウで開きますこの本を購入する ヘルプ

    powered by amazon.co.jp

     
    ここから検索メニュー

    検索 使い方

    検索メニュー終わり

    朝日新聞サービス

    ここから広告です
    広告終わり

    BOOK おすすめレビュー

    売れ筋ランキング 一覧

    涼宮ハルヒの分裂

    BOOK サイトマップ



    powered by amazon.co.jp
    ▲このページのトップに戻る

    asahi.comトップ社会スポーツビジネス暮らし政治国際文化・芸能ENGLISHマイタウン

    ニュースの詳細は朝日新聞紙面で。» インターネットで購読申し込み
    asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
    | 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク| 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
    Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.