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新刊エクスプレス

宮大工の人育て―木も人も「癖」があるから面白い [著]菊池恭二

2008年03月28日

〈出版社からのコメント〉

 法隆寺の鬼、西岡常一棟梁から学んだ、古来より伝わる「人を育てる」知恵

 基本は「教えない」こと

 徒弟修業には、「日本人の知恵」が詰まっている

 1章 大工の徒弟修業

 2章 西岡常一棟梁の教え

 3章 奥深き「社寺建築」の世界

 4章 木の癖、人の癖を読む

 5章 棟梁の仕事、棟梁の器

■西岡棟梁から受け継いだ、人を育てる心

 著者は法隆寺の鬼と呼ばれた、故西岡常一棟梁の下(もと)で、薬師寺金堂、西塔の建立に携わりながら、宮大工の修業を積む。西岡棟梁の身の回りの世話を約六年間続け、社寺建築の技法、棟梁としての仕事の差配、人の育て方など、多くのことを貪欲に吸収する。

 そこで学んだ人を育てる要諦は「教えない」ことである。手取り足取り教えるのではなく、「なぜ、こうなるのだろう?」と、弟子がわかりたいとウズウズしてくるのを「待つ」ことが大事なのだ。

 覚えの早い子と遅い子がいるように、人にも木と同じく「癖」がある。その癖を生かしながら人を育て、使うことが名棟梁の条件であり、その知恵は、現代の日本人にも多くのことを教えてくれる。

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