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新刊エクスプレス

メジャーの投球術―日本野球は、もう超えたか [著]丹羽政善

2008年03月28日

〈出版社からのコメント〉

 松坂は、なぜ「100球制限」を受けたのか??

 PAP[ピッチャーズ・アビューズ・ポイント](投手酷使度)という新しい「メジャーの常識」を知っていますか?

 「ピッチャーとは、そんな生きもの。でも、そういう生きものだから、あそこで投げられるんですよ」

 城島健司(マリナーズ捕手)

■苛烈(かれつ)な競争社会を生き残る術(すべ)

 メジャーは極端な「データ主義」の文化。それは、日本人もあきれるほど細かく、多様だ。与えられたデータによらず、我流を通して失敗した者は、当然のことながら、責任を負わなくてはならない。

 とはいえ、データばかりに頼っていては、ライバルと差がつかない。メジャーは、日本野球以上に苛烈な競争社会でもある。

 ここで、もうひとつの文化、「個人主義」が頭をもたげてくる。競争を勝ち抜いてきた投手たちは、基本的に「変人たち」といえるだろう。球種・投法の創造から、奥の手にいたるまで、彼らは命がけで生存するための個性を磨いた。

 データ主義と個人主義――この一見して相反する価値観が、激しくせめぎあうところに、メジャー・ベースボールの真の奥深さがある。

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