Jリーグ開幕が3月4日に迫った。昨季のJ1は最終戦まで5チームが優勝を争う面白さだったが、今季も混戦模様。関連本も次々出版されている。
ここ数年、サッカーファンをうならせているのが、ジェフ千葉を率いるオシム監督だ。若手選手を鍛え上げ、昨年はついにナビスコカップを制した。この名将の足跡をたどるのが木村元彦著『オシムの言葉』。旧ユーゴ代表監督時代に、国家の分裂、内戦という事態に直面しながらもチームをまとめ、責任を全うした。試合後の含蓄のある談話は名物となっているが、その言葉の背後にある壮絶な半生が明かされる。
J屈指の熱いサポーターといえば天皇杯優勝の浦和レッズ。昨年1年間の戦いをサポーターのつづった言葉で振り返る『浦議年鑑2005』からは、その熱さがビンビン伝わる。同じように自動車会社を支援企業にもち、かつてはともに下位に低迷していた名古屋グランパスに人気、実力とも大きな差をつけたが、その理由がわかる本だ。
佐藤俊著『主将戦記 宮本恒靖』(小学館)は、昨季のJ1王者、ガンバ大阪の中心選手の02年以降の奮闘記。また、三浦知良著『おはぎ』(講談社)は、豊富な経験に基づく説得力のある言葉が多いエッセー集だ。
一方、地域密着による新しいスポーツ文化を示したJの理念を再確認させてくれるのが、佐野毅彦・町田光著『Jリーグの挑戦とNFLの軌跡』。Jが手本としたNFLの仕組みも詳しく説明している。
このほか、観戦に重宝なガイド本としては『2006Jリーグ選手名鑑』(ソニー・マガジンズ)なども。
ああ、開幕が待ち遠しい!