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ここから本文エリア 話題の本棚 検定時代 趣味に実用…得意分野で腕試し[掲載]2007年04月29日 職業資格認定などのためと思われていた「検定」が趣味や実用の領域にまで広がってきた。様々なテキストや問題集が出て百花繚乱(ひゃっかりょうらん)状態になりつつある。 検定もここまできたか、と思わせるのが「ロック検定」だ。音楽専門チャンネルMTVジャパンが主催する検定試験に向けての『公式テキストブック』と『公式問題集』が出た。また、横見浩彦監修『鉄道検定』は、車両や時刻表などをこよなく愛する「鉄ちゃん」たちの知識欲をくすぐる。泉麻人著『東京検定 ぐんぐん東京力がつく厳選100問』(情報センター出版局)なども含め、こうしてカルチャーの一分野の知識を競うところは、往年の人気深夜テレビ番組「カルトQ」を連想させる。音楽ものでは成瀬正樹著『全日本ギタリスト検定 ギタ検』(リットーミュージック)も。こちらは譜面や模範演奏の入ったCDでテクニックを学ぶ実技型だ。 一方、定年を控えた人に生活にかかわる必要な知識を身につけてもらおうというのが、小浜洋一著『定年力検定』。年金、保険、資産運用、税金などなど、知っていないと損をしそうな項目が並び、団塊世代大量退職時代という世相を感じさせる。 これまであったガイド本の新装版という趣のものもある。地域の歴史を紹介した鎌倉商工会議所監修『鎌倉観光文化検定 公式テキストブック』、千嶋壽監修、秩父市・秩父商工会議所編『やさしいみんなの秩父学 ちちぶ学検定公式テキスト』(さきたま出版会)などがその例だ。 合格しても実利を伴うものはまれ。そもそも資格認定につながらないものもある。とはいえ学校の勉強ではあれだけ試験に悩まされたのに、こと自分の得意な分野となると試験を受けて腕試しをしたくなる――検定本はこんな気持ちを巧みにくすぐっているようだ。
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