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ここから本文エリア 話題の本棚 太平洋戦争 66年前に始めた無謀な戦争の謎[掲載]2007年12月09日 昨日で開戦から66年。今も、書店の歴史書コーナーには太平洋戦争関連の本がひしめいている。 国力の面で圧倒的な差がある米国との無謀な戦争をなぜ始めたのか、という疑問は強いが、『アジア・太平洋戦争』では、国の諸機関のセクショナリズムを原因の一つとして挙げる。例として、日独伊三国同盟の締結に当初激しく抵抗していた海軍が一転して締結に同調したのは、海軍軍備の充実という「裏面の目的」からだった、とする元海軍幹部の著書を引用する。『石油で読み解く「完敗の太平洋戦争」』は、米国が日本への石油輸出禁止をするきっかけとなった41年7月の日本軍の南部仏印進駐に際し、軍部は「米国は日本の南部仏印への進駐を黙認する」と判断、早い時期の石油禁輸はないという希望的見通しをいだいていたと指摘する。 一方、『アメリカは忘れない』では、開戦をめぐり米国内で長く続く論争を紹介する。46年の米国議会両院合同委員会の真珠湾攻撃に関する報告書の少数派報告がきっかけとなって高まったいわゆる「裏口参戦」の解釈(〈米国を欧州の戦争へと向かわせることを欲したルーズベルト大統領は、連合国に参加することを米国民に納得させるに足る、あっと驚くような攻撃をするよう日本を挑発すると同時に、明白に認識された危険に対してハワイの司令官たちに警戒態勢をとらせることを怠った〉とする考え方)が、アカデミックな歴史などでは支持されないながらも、戦後広く流布したとしている。 終戦については、『日本のいちばん長い夏』では、ポツダム宣言に対し日本政府が「黙殺する」と声明したことが原因となって、「米国が原爆を使用し、ソ連が参戦することになった」と終戦当時の駐ソ連大使が発言している。
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