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暮らしのお役立ち

中国人研修生の殺人事件を本に 派遣ビジネスの実態に迫る

[掲載]2007年02月18日

 千葉県木更津市の養豚場で昨年8月、中国人研修生(26)が受け入れ団体の理事ら3人を殺傷する事件があった。労働問題をテーマにしているフリージャーナリストの安田浩一さん(42)が研修生の出身地などを取材、「外国人研修生殺人事件」(七つ森書館)にまとめた。途上国への技術移転という外国人研修・技能実習制度の目的からかけはなれた研修生派遣ビジネスの実態に迫っている。

 安田さんは昨年末、黒竜江省を訪ね、家族や現地のブローカーらを取材した。同書によると、研修生は家を売るなどして工面した8万元(約120万円)を地元の「訓練センター」に支払って日本行きを実現。家族には「研修生になれば1年で10万元以上稼げるらしい」と話していたという。

 各地の縫製工場などで研修生・実習生が時給300円程度で長時間労働に従事する実態も紹介。安田さんは「彼らは安価な労働力として扱われている。国は制度を廃止するか、あるべき姿に戻すのかを早急に決めるべきだ」と話している。

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