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暮らしのお役立ち

仕事中だけ《うつ病》になる人たち [著]香山リカ

[掲載]2007年02月25日

 職場のうつが、とりわけ30代の若年層サラリーマンに増えているという指摘が最近多い。なぜ、この層で急増しているのか。人気精神科医の著者が、受診に来る人たちの様子などを踏まえて考察している。

 まじめで自分を責める旧来のタイプとは違った新しいタイプが目立つ、という。例えば、職場では不調だが趣味や遊びはふだんと変わらずできる▽自責感は乏しく、会社を責める▽うつであることを隠さず、ブログでも記述する――など。

 10代から大学生になるころにインターネットが普及したこと、その時代の流れの中で「抗議する権利」と「免責される開放感」の両方を手に入れた、との分析は興味深い。

 30代のうつを「わがまま」とか「うつ病ではない」と言うために書かれたものではない。30代うつの増加は企業や社会としては損失だ。社会問題としてとらえ、早急に適切な治療法や対策を講じる必要がある、と指摘する。

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