本書の表紙を見た瞬間「おっ」と声を出してしまった。早く当欄で紹介しなくっちゃ、と気がはやる。とはいえ、中身をチェックしてから決めようと思い直し(当たり前だ)、パラパラと中を眺める。で、パラパラの最初の「パ」ぐらいで、速攻レジへ。即買いでありました。
犬猫本やインテリア本なら腐るほどある。でも、両方を合体させた本はありそうでなかった。まあ、なぜか犬や猫がいる日本のご家庭は、生活感が漂うゴチャゴチャした部屋になりがちだから、「犬や猫とスタイリッシュに暮らす」という需要がなかったのかもしれない。しかし、インテリアに関心を持つ人々が増えた今、こうした本は必ず需要があると思う。
本書に登場するヨーロッパと日本の家はものすごーくおしゃれ。ただし、クールではない。カラフルなファブリックや家具がほどよく配置され、キメすぎず、温(ぬく)もりがある部屋が多いのがいい。また、飼い主の写真はないので、まるで犬や猫が「ステキな我が家」を案内してくれるよう。そんな彼らの表情も実にナイスだ。特にジャックラッセルテリアのパリジャン、フランシス! 君はどうして、そんなにいつもビシッとカメラ目線なの!?
本書は犬好き、猫好き、インテリア好きという3方面の好事家を引き寄せるだろう。キュートな見かけの本ながら、なかなか曲者の一冊である。