家族が白血病などと診断され、自分が突然、提供者(ドナー)候補になったら? そんな「家族ドナー」の不安に答える冊子「リレーション」ができた。血液がんの電話相談をしている千葉県のNPO「血液情報広場・つばさ」(橋本明子代表)が中心になり、専門医らが協力した。
「つばさ」は、白血病などの患者・家族への情報提供を目的に94年に発足。97年から無料電話相談を始めた。これまでの約4700件の電話相談の中で、橋本さんが気になったのが「家族(血縁)ドナー」だ。
骨髄バンクに登録する人は、ある程度「提供の意思」を持っているが、家族ドナーは「家族が病気になった」という混乱の中で提供の話が浮上し、決断を迫られるケースも多い。
「家族だから、いやとはいえないけれど、本当はこわい」。相談で相次ぐ疑問や不安に答えたいと考えていたところ、キリンビール医薬カンパニーが協賛を提案、冊子ができた。27ページで、9人の家族ドナーの体験談を紹介。ドナー選定から決定の流れなどを分かりやすく説明している。
冊子は、主に病院で配布されるが、同カンパニーのホームページで印刷できる。希望者には郵送する。問い合わせは、つばさの電話相談窓口(03・3593・3383、月・水・金の12時〜17時)へ。