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[掲載]2006年05月30日
著者は、ジャズや即興演奏でも活躍する尺八奏者。00年秋、博多の寺で虚無僧の呼吸法「密息(みっそく)」と出合った。身体が静止し、感覚が研ぎ澄まされ、世界観が変わった。そして、かつての日本人はみな、この呼吸をしていたのではないかと思い至る。近代化や生活様式の西洋化で、強い足腰と身体の使い方の技術が失われ、呼吸が浅く、速くなったのではないか、と。
密息を体得すると、忍者の「気配を消す」術、歌舞伎や茶道、日本庭園の思想や「間」の概念など、呼吸がもたらす日本文化が見えてくるという。具体的な呼吸法の解説もある。今の世の不安感や無気力を、身体からの警鐘とみて「息の文化」を取り戻そうと説く。
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