東京でのサラリーマン生活に別れを告げ、北海道東部の弟子屈(てしかが)町に移り住んだ夫妻の暮らしをつづったエッセー。02年9月〜04年5月に朝日新聞北海道版の夕刊に掲載されたコラム「都会のネズミと田舎のネズミ SOHO日記」に加筆し、新たに書き下ろし8本を加えて単行本化した。
「SOHO」は「スモールオフィス、ホームオフィス」の略で、自宅や小さな事務所で仕事をするワークスタイルを指す。
摩周湖に近い林の中にある自宅兼仕事場のログハウスで、夫は執筆業、妻は通訳翻訳業をしている。出張で国内や海外を頻繁に往復する2人の生活は、「田舎暮らし」にも多様な形があることを示してくれる。あちこち行き来はしても、生活の基盤は弟子屈にある。
厳しくも豊かな自然の魅力とともに、地域の運動会や自治会への参加などご近所付き合いを通じて見えてきた弟子屈暮らしの良さが語られている。