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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>BOOK>出版ニュース> 記事 出版ニュース 作家の故島尾敏雄さんの妻、島尾ミホさん死去2007年03月28日 戦後文学の代表的作家、故島尾敏雄氏の妻で作家の島尾ミホ(しまお・みほ)さんが、25日午後10時、脳内出血のため鹿児島県奄美市の自宅で死去した。87歳だった。葬儀ミサ・告別式は29日午後1時から同市名瀬幸町18の1のカトリック名瀬聖心教会で営まれる。喪主は長男の写真家伸三(しんぞう)さん。自宅は同市名瀬浦上町47の11。 同県・奄美群島の加計呂麻(かけろま)島出身。この島で国民学校の教師をしていた1944年、特攻隊長として同島に赴任してきた敏雄氏と知り合い、敗戦後の46年に結婚。52年に上京するが、敏雄氏の浮気がもとで心の病にかかり、55年に家族とともに奄美大島に移住する。極限まで追いつめられた夫婦の姿を描くことで、愛とは何かを問い詰めた戦後文学の傑作とされる敏雄氏の「死の棘(とげ)」は、このときの島尾家の様子が題材になった。 86年の敏雄氏の没後は敏雄氏が残した日記を収めた「『死の棘』日記」の出版などに尽力。01年には、自らの半生を描いた日ロ合作映画「ドルチェ―優しく」に主演した。著書に田村俊子賞を受賞した「海辺の生と死」や小説集「祭り裏」がある。 27日昼過ぎに孫が寝室で倒れているミホさんを発見した。同居していた長女マヤさんが02年8月に52歳で死去後は一人暮らしだった。
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