長く絶版だった早川書房「異色作家短編集」シリーズが、ついに復刊された。ミステリー、SF、ホラーといったジャンルにとらわれないユニークな作家を集め、多くの読者を集めた全18巻の叢書(そうしょ)。74年に改訂版として再刊されたものの、12巻にとどまったため、一部の未復刊作品が、古書市場で高値取引されていた。
今回は全18巻のうち、アンソロジー「壜(びん)づめの女房」を除くすべてを当時の訳のまま復刊。米、英、その他、のそれぞれの新編集アンソロジー3巻を加えて、全20巻で発売される。
発売中の第1回配本はロアルド・ダール著・開高健訳「キス・キス」と、未復刊だったフレドリック・ブラウン著・星新一訳「さあ、気ちがいになりなさい」。11月の第2回配本には、未復刊のなかでも最も人気の高いシオドア・スタージョンの「一角獣・多角獣」とリチャード・マシスンの「13のショック」が予定されている。
以降、隔月2冊のペースで配本。価格は1800〜2200円。巻末に新しい解説が付されている。