57年間にわたって暮らしの話題や時評をラジオで語り続け、10月のTBSラジオ「日曜談話室」の放送を最後に「卒業」した評論家の秋山ちえ子が、新刊「風の流れに添って ラジオ生活五十七年」を出した。
冒頭は、88歳になって人間ドック入りしてみた、というレポート。その後は、ラジオにまつわる思い出の数々、世界各地の友人の話、川端康成や石原裕次郎、本田宗一郎といった人々との交友までをつづった。
「ラジオ人間」として、一貫してラジオ放送の仕事にかかわり、締めくくることができて、幸せを感じるという。
〈四方八方に向かって「ありがとう」と、頭を下げたい思いでもある〉と書いている。