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三島由紀夫から楯の会会員にあてた「最後の例会」の招待状=「火群のゆくへ」所収
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作家の三島由紀夫が東京・市谷の陸上自衛隊東部方面総監部で割腹自殺した当日、自ら率いた「楯の会」の会員たちに集まるよう指示した案内状を掲載し、会員たちの今の思いをまとめた「火群(ほむら)のゆくへ」(鈴木亜繪美(あえみ)著、柏艪(はくろ)舎刊)が出版される。
三島が自殺したのは35年前の11月25日。その日、三島自筆の署名が入った「十一月例会」の案内のはがきに従い、駐屯地に近い市ケ谷会館に午前10時半に集まった会員は約30人。ところが、三島も学生長の森田必勝も現れない。会員たちはラジオのニュースで、2人が割腹したことを知った。結局、それが最後の例会となった。
事件当時、小学5年だったライターの鈴木さんは、この事件を「同志」であったはずの会員たちはどう受け止めて生きてきたのかと考え、50代半ばになった約30人を6年がかりで訪ね歩いた。「森田さんに対する友情や三島さんへの純粋な思いを感じました。案内状を公開してくれた方は形見と思い、大切にしまっていたそうです」と話している。