 |
|
スノードンさん
|
 |
|
金原瑞人さん
|
英国で生まれ、オーストラリアなど各国で人気を集めている児童書「レインボーマジック」(デイジー・メドウズ著)シリーズが日本でも翻訳、出版された。これを記念し、この本のプロデューサーで出版社社長のクリス・スノードンさんが来日し、翻訳家の金原瑞人さんと「児童文学をとりまく環境」をテーマに対談した。
「レインボー」は、女の子2人が7人の妖精を探す、夢と冒険の物語。1巻約90ページの短編で、7巻出ている。03年に英国で出版されてヒットし、女の子たちがお気に入りの妖精になりきって遊ぶのがブームになった。売り上げは計700万部に上り、23カ国での翻訳が決まっている。
対談では、スノードンさんが人気の秘密について「読書の世界への扉となる本だからではないか」と語り、自身が10歳のときシェークスピアの作品を与えられて苦しんだ体験を披露。「大人は難しい名作を先走って与えがちだが、子どもは簡単な本を読み切って自信をつけると、先々、難しい本を読めるようになるのではないか」と話した。
妖精のキャラクターが受けている点については「日本のアニメからインスピレーションを受け、二次元的に描いたのが成功した」。
金原さんは「この本は、現代的で読みやすいから喜ばれているのではないか。大人は昔読んだ本を押しつけるのではなく、子どもに寄り添って読書体験を与えてほしい」と話した。
「レインボー」はゴマブックスから3巻まで刊行された。4巻以降は今月下旬と10月下旬に出る予定。各840円(税込み)。