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芥川賞を受賞した青山七恵さん
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第136回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に青山七恵さん(23)の「ひとり日和(びより)」(文芸秋号)が選ばれた。副賞100万円。直木賞の該当作はなかった。同賞の該当なしは03年1月の128回以来、8期4年ぶり。贈呈式は2月23日午後6時から、東京・丸の内の東京会館で行われる。
青山さんは23歳11カ月で、女性受賞者では綿矢りささん、金原ひとみさんに次ぐ3番目の若さ。全体では7番目になる。
埼玉県熊谷市生まれの会社員。筑波大学卒。05年に「窓の灯(あかり)」が文芸賞を受賞してデビュー、2作目の本作で初めての芥川賞候補になった。東京都世田谷区在住。
受賞作は、母親の留学で初めて親元を離れた20歳の女性が主人公。遠縁にあたる70代の女性の家に居候して、共同生活をする。失恋や仕事を通して、ひとり立ちの手がかりをゆっくりつかむまでを描いた。
芥川賞選考委員で、23歳3カ月で同賞の受賞が決まった石原慎太郎氏と24歳4カ月で決まった村上龍氏が記者会見し、「ニヒリズムに裏打ちされた都会のソリチュード(孤独)を描いて圧倒的にいい」(石原氏)、「正確に厳密に言葉を選んで書かれていて、小道具も生きている」(村上氏)と絶賛した。
該当作なしの直木賞については、同賞選考委員の阿刀田高氏が「最後に残った池井戸潤さんの『空飛ぶタイヤ』と三崎亜記さんの『失われた町』の2作品に、それぞれ強い賛否の意見があった。これまでの直木賞の水準から見て、候補作が特に劣っていたわけではなかった」と説明した。