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大江賞、第1回は長嶋有さん 賞金なく、翻訳・刊行が賞

2007年05月06日

 ノーベル賞作家の大江健三郎さんが1人で選考し、可能性と成果をもっとも認めた作品に贈る第1回大江健三郎賞(講談社主催)に、長嶋有さんの「夕子ちゃんの近道」(新潮社)が選ばれた。賞金はなく、英・仏・独いずれかの言語への翻訳・刊行を賞とする。

 大江さんは「情報テクノロジーの支配する社会で、もっとも痩(や)せているのが、『文学の言葉』。力にみちた『文学の言葉』を、知的な共通の広場に推し立てたい」として選考を引き受け、1年間、若い書き手の新作を中心に読み続けて受賞作を選んだ。

 受賞作については「批評的な自覚とともに、懐かしい小説の魅力を、新しい日本人たちを通じて表現した作品」と評した。

 選評などは7日発売の「群像」6月号に掲載される。

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