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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>BOOK>出版ニュース> 記事 出版ニュース 三島賞・山本賞・川端文学賞贈呈式 佐藤友哉氏ら出席2007年07月04日 第20回三島由紀夫賞・山本周五郎賞と第33回川端康成文学賞の贈呈式がこのほど、東京都内で開かれた。『1000の小説とバックベアード』(新潮社)で三島賞を受賞した佐藤友哉氏、山本賞を受けた『中庭の出来事』(同)の恩田陸氏と『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店)の森見登美彦氏、「タタド」(「新潮」06年9月号)で川端賞に選ばれた小池昌代氏が喜びを語った。
佐藤氏は「ミステリーを書いているつもりが犯人を出すのを忘れてしまい、『文学』を出してしまった。それで受賞したのならよかったと思う」と語った。 恩田氏は「64年6月に連載が始まった周五郎の『ながい坂』に登場する少女の名『ななえ』から父はその年の10月に生まれた私に奈苗と名付けた。でも父は、ななえがその後、苦界に身を落とすとは想像しなかったのでは。小説を書くのも一つの苦界。長い坂を上り続けることは私の人生を暗示しているかのようです」。 森見氏は「今回は可愛い小説を書けたと思った。他の自作は息子たちだが、この1冊だけは一人娘。この一人娘は元気がよく、親をほったらかして賞をいただくことになった。親の方は器が小さいので、浮かれたり、肩に力が入りすぎたりしないようやっていければと思います」と話した。 川端賞の小池氏は「小説は書けば書くほど底なし沼に入るようで自己嫌悪に陥るが、反省は安易なこと。覚悟を決めて、小説という懐の深い袋に身を委ねていきたい」と抱負を述べた。
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