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出版ニュース

期限過ぎると「消滅」 ネットで電子書籍貸し出し

2007年11月17日

 東京都千代田区の区立図書館が26日から、インターネットを通じて電子書籍を貸し出すサービスを始める。名付けて「千代田Web図書館」。自宅などのパソコン上で、電子書籍を借りて、読める。画面のコピーや印刷はできない。2週間の貸出期間が過ぎると、パソコン上から自動的に「消滅」するしくみ。国内の公共図書館としては初めての試みだという。

 来年3月末までを試行期間として、まず区内在住者限定でスタートする。4月以降は、また検討する。

 「千代田Web図書館」の「蔵書」は当面、ビジネス書や英語学習の本など、著作者らの了解が得られた約3000タイトル。24時間利用可能。画面上で本の形で読めて、文中からキーワードを探す全文検索も可能になる。当初の費用は、システムと電子書籍を合わせて約900万円という。

 不正コピー防止のために、電子書籍を暗号化する費用がかかり、紙の本に比べやや割高になるが、千代田図書館の田中栄博館長は「導入する図書館が増えればコストは下げられるのではないか。将来は携帯電話での利用も考えている」と期待をかける。

 図書館と出版社の新たな協力関係も狙いの一つ。小学館ネット・メディア・センターの秋本輝夫シニア・マネージャーは「Web図書館に、出版社や書店のサイトへのリンクを張ってもらえる。品切れ本などを電子書籍で提供できれば文化的にも貢献できるだろう」という。

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