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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>BOOK>出版ニュース> 記事 出版ニュース あなたの「青春の5冊」とは2008年04月12日 「いまの私があるのは、青春時代の本との出会いのおかげ」と政治学者・姜尚中さん(57)は高校〜大学時代の読書体験を振り返る。そのなかの5冊が夏目漱石『三四郎』、ボードレール『悪の華』、T.K生『韓国からの通信』、丸山真男『日本の思想』、マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』。それぞれを1章ごとのテーマにして語る構成の朝日新書が『姜尚中の青春読書ノート』だ。 熊本出身の在日コリアン2世の姜さんは、この本の冒頭に登場する三四郎と同じように、大学受験のために熊本から東京に「上ってきた」。1960年代の終わりで、ちょうど学園紛争のために東大の入試が中止になり、早稲田大学に入る。 以来、三四郎が日露戦争勝利後の東京に抱いた「不愉快でたまらない」と似た感覚を現代の東京に抱いてきたという。青春時代の読書から40年の月日がたった。姜さんは、「疲弊し、劣化していく地方の惨状をあざ笑うように」繁栄を謳歌(おうか)する、「貪欲な」東京を鋭く批判する。 「東京が変われば日本が変わる」と石原都知事は語った。「その認識は、石原知事と同じです」と姜さん。でも「そのベクトルは全く逆を向いています」と言うのだ。
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