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手塚治虫の「新宝島」オリジナル版、62年ぶり復刻へ

2008年10月28日

 手塚治虫の単行本デビュー作「新宝島」のオリジナル版が来春、小学館クリエイティブから復刻されることになった。1947年に刊行され、40万部のベストセラーになった作品。構図や展開などの点で現代マンガの第一歩をしるしたものとされ、後進のマンガ家に大きな影響を与えた。

 主人公の少年が、亡父の残した宝島の地図を頼りに宝探しに向かう冒険物語。酒井七馬の原作を元に、無名時代の手塚が絵を描いている。

 しかしこの47年版は、手塚の絵が60ページ近くカットされたり、セリフも酒井によって書き換えられたりして手塚自身が不満を持ち、長い間、絶版になっていた。現在、手塚治虫漫画全集(講談社)に入っている「新宝島」は、後年、手塚が全面改稿したものだ。

 手塚プロダクションは当初、本人の意思を尊重して復刻に難色を示していた。しかし今年、手塚の生誕80年を迎えるのを機に、マンガ史上で重要な位置を占めるオリジナル版の復刻にゴーサインを出した。192ページ、価格未定。

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