現在位置:
  1. asahi.com
  2. エンタメ
  3. BOOK
  4. 出版ニュース
  5. 記事

〈本の舞台裏〉ワニブックスが新書

[掲載]2009年10月25日

 ワニブックス(東京都渋谷区)が8日、「ワニブックスプラス新書」を創刊した。第1弾のラインアップは、川端康成やレイモンド・チャンドラーほか、日本と世界の作家24人の意外な素顔に文芸評論家の福田和也氏が焦点を当てた『大作家“ろくでなし”列伝』や、日本将棋連盟会長の米長邦雄氏の闘病記『癌(がん)ノート』など、全8冊(798〜840円)。隔月刊行で、次回は12月初旬の刊行予定。

 同社は新書創刊に向け、今年6月に関連会社「ワニ・プラス」を設立。新会社の社長には「週刊SPA!」(扶桑社)元編集長の佐藤俊彦氏を迎え、編集長には、季刊の文芸雑誌「en―taxi(エンタクシー)」(同)の発案者で、映画やテレビドラマにもなった、リリー・フランキーのベストセラー『東京タワー』の編集も雑誌連載から手がけていた壱岐真也氏を迎えた。

 すでに生き残りを賭けた戦国時代に突入したとも言われる新書市場だが、このタイミングでの市場参入に壱岐氏は「最後発組ではありますが、我々の『強み』をいかしながら、先人たちの土壌に花を咲かせたい」と意気込みを語る。氏のいう「強み」とは、「スピード感あふれる雑誌づくりの経験」と、「ワニブックスが得意としてきたエンターテインメントでの展開」だという。

 「市場という意味では成熟しつつありますが、内容としては、既存の新書群の教養主義的、啓蒙(けいもう)的なトーンを切り崩せる余地がありますし、ぜひ切り崩したいと考えています。教養的なものでも、もっと軽みを帯びることは十分可能です。目指すのは、より多くの読者が手にとりやすい、人なつっこい顔の“プチ教養書”です」(浜田奈美)

表紙画像

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

著者:リリー・フランキー

出版社:扶桑社   価格:¥ 1,575

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内

ここから広告です

広告終わり

検索

  • 秋の読書特集
POWERED BY Amazon.co.jp