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〈本の舞台裏〉中高生の読書意識は

[掲載]2009年11月8日

 読書離れが言われる中で、中学生や高校生はどれくらい本を読んでいるのだろう? 財団法人・出版文化産業振興財団(JPIC)は、全国の中高生を対象とした読書実態と意識のインターネット調査を実施し、1239人から回答を得た。

 「1カ月に平均何冊の本を読みますか」との問いで、一番多かった答えは「1冊」の29.0%だった。次いで「2冊」の23.0%。3番目が「3、4冊」で18.7%だった。「0冊」という答えが15.5%あった。20代から60代の成人への調査で、ほぼ4人に1人が「0冊」だったのと比べれば、まだ中高生の方が本を読んでいることが分かる。

 「0冊」の人に読まない理由をきいたところ、「読まなくても不便はない」「読みたい本がない、何を読んでいいか分からない」「勉強や部活が忙しくて時間がない」という答えが上位を占めた。

 一方で、幼いころに図書館、書店で、あるいは親から本を読んでもらった体験がある人の9割が、1カ月に最低1冊以上は読んでいることも分かった。JPICは「読み聞かせ体験は、読書量に影響している」と分析している。

 書店に行く頻度は上位から「1カ月に1〜3回」(44.7%)、「1カ月に1回未満」(22.5%)、「1週間に1、2回」(20.7%)だった。1カ月あたりの本の平均購入金額は中学生が748円、高校生が942円だった。

 書店への不満や改善してほしいことでは「品ぞろえが悪い」「本が探しにくい」という回答のほかに、「書店の雰囲気がおしゃれでない」「ブックカバー・袋がおしゃれでない」という指摘があった。

 学校図書館については「利用しない」「あまり利用しない」を合わせると57.4%にもなった。「読みたい本がない」「話題の本やベストセラーが充実してない」「手続きが面倒」という背景があるようだ。(西秀治)

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