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日独研究者が和独大辞典 現代の用例豊富に収録

2009年12月16日

写真ドイツで出版された和独大辞典

 日独の研究者が10年以上の歳月をかけて協力し、明治時代の言葉から現代の若者コトバ、先端技術用語、経済用語までを集めた「和独大辞典」(全3巻)の第1巻が、11月末に独ミュンヘンのユディツィウム(IUDICIUM)出版社から刊行された。見出し語総数は第1巻(A〜I)だけで4万5000余り。総数は12万語以上で、第2巻は3年後、第3巻はさらに3年後の刊行予定。このように大規模な辞典が外国で出版されるのは珍しい。

 独和辞典は見出し語16万以上という大辞典がある。和独辞典にも現代語が多く、用例も豊富な辞典がほしいという声が、双方の研究者や翻訳者、外交官らで強くなり、98年に出版プロジェクトが始まった。

 編者はベルリン自由大学のイルメラ・日地谷キルシュネライト教授、ドイツ―日本研究所(東京)のユルゲン・シュタルフ研究員、ボルフガング・E・シュレヒト早稲田大学教授、上田浩二筑波大学教授の4人。

 音だけで引けるよう、まず、日本語の発音をローマ字で表記。ついで漢字や仮名で示した後にドイツ語をのせている。日本語の用例は新聞や雑誌の記事に学術論文や広告宣伝文、ゲーテやカフカの日本語訳文などから幅広く集め、言葉の「生きた使い方」をわかりやすく示した。

 ドイツ語はスイスやオーストリアなど地域の違いもそれぞれ収録。価格は278ユーロ。日本でも輸入販売され始めた。

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