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チャン・グンソク、高まる人気 ヨン様の「進化形」

2011年7月12日

写真:「ソウルマッコリ」のCM。商品イメージは「優しさとクールさを兼ね備え、頑張る女性を癒やす存在」という=サントリー提供拡大「ソウルマッコリ」のCM。商品イメージは「優しさとクールさを兼ね備え、頑張る女性を癒やす存在」という=サントリー提供

表紙画像著者:朴 チョン玄  出版社:講談社 価格:¥ 880

 韓国の若手俳優チャン・グンソクの人気が加速度的に高まっている。しかもあの「ヨン様」ブームに似た爆発的な勢いだ。

 6月28日から1週間、横浜市のそごう横浜店で開かれた写真展。開幕前日からファンが計1500人並ぶ熱狂ぶりに、同店は「完全入れ替え制」で対応した。計2万5千人の来場に、そごう広報は「想像以上の熱気ですね」。

 張根碩(チャン・グンソク)、23歳。長身で細身。少女漫画から出てきたような甘い顔立ちが特徴だ。1998年にドラマデビュー後、日本でも放映された「ファン・ジニ」など多くの韓国ドラマや映画に出演したが、まず母国で人気に火が付いたのは09年の「美男〈イケメン〉ですね」。完璧主義な「オレ様」キャラのイケメンバンドのリーダー役だった。

■ギャップが魅力

 日本でも昨夏に放映され、人気急上昇。放映間もなく開かれたイベントは1万6千席が即日完売し、今春、映画のロケで茨城空港に来た際には約3千人が殺到。CMキャラクターを務めたサントリーの「ソウルマッコリ」は、年間販売目標の35万ケースを発売2カ月で達成した。

 「冬ソナ」でカリスマ化したペ・ヨンジュンと似た勢いだが、高齢女性たちがドラマの純愛モードに思い出を重ねたのとはファンのニーズも趣も違う。

 韓流ファンではなかった層も多くとりこんでいる。神奈川県茅ケ崎市の女性(54)は「『美男〜』でクールな役柄のドラマの最後に、グンソクが『見てね』とPRする姿がかわいい」。さいたま市の女性(72)は「甘い顔してニヒルなところがいい」。

 彼女たちが口にする共通項は「ギャップ」。つい最近まで日本の女性陣は優しさ重視の「草食系男子」に注目し、韓流スターの鍛え上げた体を「モムチャン」と喜んだ。だがそれらも消費しつくし、一つの特徴では満足できない、ということか。

■ヨン様の進化形

 著書『KARA、少女時代に見る「韓国の強さ」』(講談社)などで、深いレベルでの文化交流「深韓流」を提唱する法政大学大学院の朴●玄(パク・チョンヒョン)教授はこう語る。「グンソクさんはヨンジュンさんの『進化形』。上品なほほ笑みには手が届きそうで、かつ男らしさもある。新しいカリスマで盛り上がりたかった韓流ファンの気分を、一気に満たしています」(浜田奈美)(●はにんべんに宗)
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