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74年、フランス生まれ。米国UCLA留学後、パリ東洋学院日本語学科で学ぶ。98年、映画雑誌の編集者として来日、同時にサッカー日本代表監督の通訳に。現在はアートの分野でも活躍。著書に『「タンポポの国」の中の私』『モダン・マン』他。
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サッカー日本代表チーム、トルシエ前監督の通訳兼アシスタントを務めたフローラン・ダバディさん。身ぶりを交えて日本語で叫ぶ長身が印象的だった。最近は、スポーツキャスターやコラムニストとしてメッセージを発信している。6カ国語を自由に操り、訪れた国は優に100を超える国際人だ。
「小さいころから世界中を旅することが夢でした。両親は誕生日プレゼントに、おもちゃのかわりに旅をプレゼントしてくれました」
お気に入りは『世界がみえる地図の絵本』(B・デルフ作、吉田秀樹編訳、あすなろ書房・1733円)。大陸別・国別のイラストマップに、民族や動植物、産業、建造物などが描かれる。世界の様子が絵でわかる楽しい絵本だ。
「この本によく似たフランスの地図の絵本を、寝る前に1時間くらいながめていました。各国の首都や町の名前を覚えたり、美しい旗を持つ国が、この惑星のどこにあるのかと探したり。夢中でした」
さまざまな国と文化を愛して旅を重ねるごとに、人間の営みはどの国でも変わらないと感じた。世界地図の上から国境がなくなる日が、いずれやってくると信じている。
「同じ惑星に生きる人間として共存しあい、人類共通の文化遺産を守ることが、僕たちの使命だと思います」
(フリーライター・中島久美子 撮影・和田久士)
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朝日新聞夕刊の人気連載、どくしょ応援団「おはなしのくに」から「私のお気に入り」と「9月に5冊」を転載しました。