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おはなしのくに

旅する絵本 「星の王子さま」 知花くららさん

2007年03月22日

■旅で学んだ新しい視点

 昨年のミス・ユニバース世界大会第2位に選ばれ、現在はCMや報道番組のリポーターとして活躍中の知花さん。子どもの頃から本は大好き。

写真知花くららさん
写真星の王子さま

 「クリスマスの朝、枕元に大きなプレゼントがあって、やった!と開けてみると、本が10冊(笑い)。大切に本棚にしまって読んでいました」

 お気に入りの1冊は『星の王子さま』(サン=テグジュペリ作、内藤濯(あろう)訳、岩波書店・672円)。小さな星に住む王子は、美しいけれどわがままなバラとのいざこざから星を出て、うぬぼれ男や実業屋、地理学者たちの住む惑星へと旅を続ける。そして地球で……。

 「王子様の旅は発見の連続ですよね。大学のときに読んで、哲学的な問いかけに感激。バラとキツネの話が特に好きです。キツネに『大切なものは目には見えない』と言われて、王子様は気づくんですね。僕とバラとの間には、かけがえのない関係ができていたのだと」

 知花さんも、沖縄から東京に出て、フランスに留学。外の世界を旅してきた。

 「東京に来たときは地下鉄を迷い続けて(笑い)。外に出ることで、新しい視点からものを見る感覚を学んだように思います。旅することで、いろんな角度から大切なものが見えるようになる。それが旅のすてきなところですね」

 (フリーライター・中島久美子/撮影・和田久士)

    *

 ちばな・くらら 沖縄県生まれ。上智大学文学部教育哲学専攻修了。仏語、スペイン語、英語を操る。2006ミス・ユニバース・ジャパン、同年のミス・ユニバース世界大会第2位。

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