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おはなしのくに

旅する絵本 「くにのはじまり」 内山理名さん

2007年12月20日

 演技力が高く評価される女優の内山理名さん。来年は「リア王」の末娘役で初舞台に挑む。一昨年、英国オックスフォード近郊に語学留学した。

写真内山理名さん
写真くにのはじまり

 「先生と話せる共通の話題が、シェークスピアでした」

 お気に入りは、幼い頃祖母が話してくれた『くにのはじまり』(舟崎克彦文、赤羽末吉絵、あかね書房・2039円)。伊邪那岐(いざなぎ)と伊邪那美(いざなみ)が結婚、国をつくり35の神を生む。

 「子どもって何で私はここにいるの?どうして生まれたの?と思いますよね。そんな時このお話を聞かせたい。海、風、すべてに神がいる。それを生んでくれたと思うとありがたいなぁって(笑い)」

 だが伊邪那美は死に、妻を恋う伊邪那岐は死者の国へ。そこで恐ろしい姿の妻を見てしまい、妻は怒る。

 「生者と死者との間に壁があるのが怖かった。愛し合っていたのに争いあう。でも鬼から逃げた伊邪那岐が水辺で体を清めると、日の神たちが生まれて。今につながっていく神話の世界への旅ですね」

 1人でふらりと旅に出る。

 「じっとしてても何も生まれない。旅に出ると知らない職業の人と知り合うなど得るものがたくさんあるんです」

(フリーライター・中島久美子/撮影・八木実枝子)

    ◇

 うちやま・りな 81年神奈川県生まれ。98年のデビュー以来、テレビドラマ「大奥〜華の乱〜」「生徒諸君!」や、映画に出演。08年に蜷川幸雄演出「リア王」に出演(1/19〜2/5=彩の国さいたま芸術劇場ほか)。

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