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2007年05月20日

最新の書評一覧

書評

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ひとりぼっちのジョージ [著]ヘンリー・ニコルズ
 この世でたった1人の生き残りだとしたら、どんな気持ちだろう。世界の終末もののSFではありそうな設定だが、現実にその境遇にある生きものがいる。人呼んで「ロンサム・ジョージ」。絶海の………[記事全文]
[評者]渡辺政隆(サイエンスライター)  [掲載]2007年05月20日
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メタボラ [著]桐野夏生
 桐野夏生は書評者泣かせの作家である。なにしろ出る作品すべて文句なしにおもしろいのだから、どれかひとつを選ぶことなどできはしない。  だが今回、禁を冒しても『メタボラ』を取り上げる………[記事全文]
[評者]巽孝之(慶應大学教授・アメリカ文学)  [掲載]2007年05月20日
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日本政治思想 [著]米原謙
 政治思想が文化意識や社会思想と違うのは、それが政治的選択や政治戦略と深く結びついている点であろう。政治思想は、一方で政治的な理想や原理を示すものであるとともに、目の前の困難な現実………[記事全文]
[評者]赤澤史朗(立命館大学教授・日本近現代史)  [掲載]2007年05月20日
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都市の住まいの二都物語 [著]小沢明
 建築家である著者は「都市に住む」ことにこだわり続けてきた。その思索のあとを、都市・住まい・風景をキーワードとする各論から読み取ることができる。表題になっている小論も例外ではない。………[記事全文]
[評者]橋爪紳也(大阪市立大教授・建築史、都市文化論)  [掲載]2007年05月20日
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美術館の政治学 [著]暮沢剛巳
 たまたま入った美術館で現代アートの企画展などに遭遇し、ふと感じる「しまった」という気分。著者いわく。  〈確かに「現代美術」の多くは一般的なポピュラリティに乏しく、また作品鑑賞に………[記事全文]
[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)  [掲載]2007年05月20日
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ゲーム的リアリズムの誕生 [著]東浩紀
 東浩紀氏も学者として老練になったものだ、というのが本書前半の印象だ。  本書は01年に講談社現代新書から上梓(じょうし)された『動物化するポストモダン』の、5年半ぶりに出た続編と………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2007年05月20日
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ボクシングはなぜ合法化されたのか [著]松井良明
 プロレス好きの評者は、会場に同伴した知人に、「暴力だ! 警察に通報しよう!」と言われ、面喰(めんく)らったことがある。しかし、格闘技に限ってなぜ、相手の身体(からだ)に直接、攻撃………[記事全文]
[評者]香山リカ(精神科医、帝塚山学院大学教授)  [掲載]2007年05月20日
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「戦後革新勢力」の源流 [編]法政大学大原社会問題研究所/五十嵐仁
 今、第2次世界大戦後の連合国軍による占領期が注目されている。  この時代を大正デモクラシーなどの流れをくんだ民衆運動の復活期ととらえるのか、それとも戦前とは断絶された連合国軍総司………[記事全文]
[評者]小林良彰(慶應大学教授・政治学)  [掲載]2007年05月20日
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落花流水―谷崎潤一郎と祖父関雪の思い出 [著]渡辺千萬子
 著者の祖父は関西画壇の重鎮・橋本関雪であり、義父は谷崎潤一郎。戦後、京都下鴨の潺湲(せんかん)亭で4年間、ともに暮らしたのは『細雪』のモデルとなった女性たちである。それから40年………[記事全文]
[評者]杉山正樹(文芸評論家)  [掲載]2007年05月20日
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ハンニバル・ライジング 上・下 [著]トマス・ハリス
 巨大な悪の怪物を生みだすものが、さらに巨大な悪だとすれば、それはやはり戦争ということなのか。  医学博士にして、底知れぬ教養を持つが、連続殺人鬼で、しかも文字通り「人を食う」。世………[記事全文]
[評者]四ノ原恒憲(編集委員)  [掲載]2007年05月20日
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私のなかのよき日本 [著]盧千恵(ロー・チェンフィ)
 1955年、18歳の淑女が羽田に降り立った。「がんばって勉強しなさい」と空港職員に励まされたその日から、92年に懐かしの台湾に帰郷、いまは駐日代表夫人として再び東京で暮らすまでの………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日
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廃墟本2 [構成]中田薫 [撮影]中筋純
 廃虚には人を引きつける魔力がある。打ち捨てられた建物は、人々の息遣いを閉じ込めた不思議空間だ。本書は05年に出た1冊目に続き、「遺跡」としては扱われることのない、かつてホテルや学………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日

最新の文庫一覧

文庫

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雲雀(ひばり) [著]佐藤亜紀
 第1次大戦の塹壕(ざんごう)戦のさなか、オーストリア兵士のオットーとカールの兄弟は、積み上げられた虐殺死体を目撃する。2人は他人の頭の中をのぞける特別な「感覚」の持ち主だが、その………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日
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神を見た犬 [著]D・ブッツァーティ
 不信心者ばかりの村に、神の監視人のような1匹の犬が出現。犬の行動により心ならずも善行を余儀なくされたパン屋だが、それを隣人たちに知られることを恐れる。他の村人も同じだった。表題作………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日
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魂のみなもとへ [著]谷川俊太郎・長谷川宏
 「生・老・死」をテーマにした谷川の30編の詩を選び、哲学者の長谷川が文章を寄せた「詩と哲学のデュオ」。詩の批評ではなく、「対象の色に染まりつつ自分を打ち出す試み」として言葉を紡ぐ………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日
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平身傾聴裏街道戦後史・色の道商売往来 [著]小沢昭一・永六輔
 映画で「エロ事師」を演じた小沢が、ブルーフィルム制作者らその道の玄人たちにひたすら話を聞いた72年刊『陰学探検』の文庫化。これも戦後史。移ろい、消えゆく文化の証言集だ。 ………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日
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ブラック・ドッグ [著]ジョン・クリード
 海辺に隠居した元英国秘密情報部員が、隣人の兄の検視審問に立ち会ったことから謀略の渦中に。旧友や恋人を巻き込みながら、イラク戦争にまつわる闇に挑む。生活習慣病を気にしながら美食をや………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日
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英文収録・おくのほそ道 [著]松尾芭蕉 [訳]ドナルド・キーン
 和英両文を収録。英語の題名「THE NARROW ROAD TO OKU」の冒頭「月日は百代の過客にして……」は、「The months and days are the tra………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日

最新の新書一覧

新書

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死を想う [著]石牟礼道子・伊藤比呂美
 ともに熊本県に縁の深い詩人で作家。加えて、みこ的パワーの持ち主たちだ。自分が死ぬことを考えるかとの伊藤の問いに「毎日考えていますよ」と石牟礼。死生観を静かに語り合うというより、「………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日
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割り箸(ばし)はもったいない? [著]田中淳夫
 森林破壊や使い捨ての象徴として排撃されるのは筋違い。割り箸こそ「もったいない」精神に基づく日本林業の精髄だと主張する。間伐の端材も余さず製品化してきた伝統的林業の姿や輸入割り箸の………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日
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田舎暮らしができる人 できない人 [著]玉村豊男
 定年後は田舎暮らしをしたいと考える団塊世代が多いらしい。東京生まれで田舎に移り住んで25年近い著者が、田舎に住むことの現実を披露し、幻想とのギャップを語る。通信・流通の高度化のお………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日
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昭和史入門 [著]保阪正康
 昭和史、ことに戦争が終わるまでの前期を確認するには、自分がもしあの時代に生きていればどうだったか、想像力と歴史観、謙虚さが必要だと著者はいう。昭和史を政治や思想の道具とすることな………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日

最新の情報フォルダー一覧

情報フォルダー

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載せたいことばを 「もっと明鏡」大賞
 大修館書店が全国の高校、中学を対象に、「国語辞典に載せたい言葉」を募集している。「第2回『もっと明鏡』大賞 みんなで作ろう国語辞典!」のキャンペーン。9月末締め切り。若者言葉やネ………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日
現代用語17年分をパック
 「バブル崩壊」から「ワンセグ」「ハンカチ王子」まで、過去17年分の現代用語をまとめた電子辞典ソフト「現代用語の基礎知識 1991〜2007 17年分特別パック」が発売された。言葉………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日
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吹上御苑の自然を楽しむ
 5月の連休に初めて一般開放された吹上御苑。写真と文章で紹介する『皇居 吹上御苑、東御苑の四季』(NHK出版)が刊行された。著者は国立科学博物館の植物担当研究官だった、近田文弘さん………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日

最新のたいせつな本一覧

たいせつな本

長塚節『土』 坂本百大(上)
 「変だよ。東の空が真っ赤だよ」――B29の重低音が去り、阿佐ケ谷の借家の庭隅の防空壕(ごう)から這(は)い出して、母親は私を促した。東京大空襲の夜だった。東京脱出、疎開を決めた。………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日

最新の話題の本棚一覧

話題の本棚

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テツ堂々! 乗って、降りて、線路は続く…
 最近、自らの鉄道趣味を隠そうとしない人々が増えていないか。そもそも「テツ」「鉄ちゃん」などという呼称は、いささか揶揄(やゆ)を含み、かつ自ら韜晦(とうかい)する言い方だったように………[記事全文]
[評者]大上朝美  [掲載]2007年05月20日

最新の売れてる本一覧

売れてる本

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バルタザール・グラシアンの賢人の知恵 [著]バルタザール・グラシアン
 〈記憶の使い方次第で、この世は天国にも地獄にもなる〉  〈重要なことはいつも最初に着手し、その他のことは後からだ〉  〈人生の危機に直面したとき、一番頼りになるのは勇気と不屈の精………[記事全文]
[評者]小柳学(編集者)  [掲載]2007年05月20日

最新の著者に会いたい一覧

著者に会いたい

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朗読は楽しからずや 久米明さん
 朗読について大学や市民講座で教え、文章も書いてきた。「執筆は高をくくって引き受けた。でも、いざ書くと、断片をつなげても全体像は伝わらない」。悩んだ末の結論は「自分の経験を語ること………[記事全文]
[文]三ツ木勝巳 [写真]堀英治  [掲載]2007年05月20日

最新のコミックガイド一覧

コミックガイド

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海街diary1 蝉時雨のやむ頃 [著]吉田秋生
 文学界新人賞を受賞した鷺沢萠のデビュー作『川べりの道』が吉田秋生の『河よりも長くゆるやかに』との類似を指摘されてから20年。吉田と同じ頃に漫画家としてデビューした山田双葉(詠美)………[記事全文]
[評者]南信長  [掲載]2007年05月20日

最新のビジネス書一覧

ビジネス書

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クリーンカー・ウォーズ [著]長谷川洋三
 世界的な環境自動車戦争の実態を追う。各社とも最終ゴールは究極のエコカーとされる燃料電池車にあるようだが、道は遠い。本書は序盤戦の実況中継といった内容だ。  先頭集団としてリポート………[記事全文]
[評者]勝見明(ジャーナリスト)  [掲載]2007年05月20日

最新の朝日新聞社の新刊一覧

朝日新聞社の新刊

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エンターテインメント! [著]青山真治
 あいつは俺の人生を、破壊し尽くして消え失せた――。世界から疎外された「俺」が、大破局に至った「事件」の全貌を語る「刺青の男」ほか、戦前・戦中・戦後の時空間を寓話化した連作「底流」………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日
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小津安二郎先生の思い出 [著]笠智衆
 『父ありき』『東京物語』『晩春』などを代表作に、ほとんどの小津安二郎の映画に出演してきた俳優、笠智衆。日本映画界にも小津作品にも欠かせない存在である彼が、俳優としての自分があるの………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日
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東京ファイティングキッズ [著]内田樹、平川克美
 フランス思想史を専門とし、現在さまざまな分野で刺激的な発言を続ける内田樹。数々の大手企業のコンサルタントを務める平川克美。ふたりは小学校以来の親友で、大学卒業後、共同で翻訳会社を………[記事全文]
[掲載]2007年05月20日

本文は朝日新聞紙面でお楽しみください。

視線

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オープンヒア インストラクショナルデザインの技法 [著]ポール・マイクセナール ピート・ウェステンドルプ
[評者]北澤憲昭(美術評論家)  [掲載]2007年05月20日

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