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2007年05月27日

最新の書評一覧

書評

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パニック都市 [著]ポール・ヴィリリオ
 ポール・ヴィリリオは、日本では本来の専門である建築家や都市計画家ではなく、ドロモロジーすなわち「速度」の視点から人類文明に警鐘を発する情報論者として知られているのではないか。  ………[記事全文]
[評者]橋爪紳也(大阪市立大教授・建築史、都市文化論)  [掲載]2007年05月27日
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コップとコッペパンとペン [著]福永信
 福永信を読むとは、稀有(けう)な読書体験をするってことだ。  実際彼は、小説を現代アートの一種と思っている節さえあり、『アクロバット前夜』では横書きに印刷された文章がページをまた………[記事全文]
[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)  [掲載]2007年05月27日
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歴史で考える [著]キャロル・グラック
 安倍首相が「戦後レジームからの脱却」を唱えていることからすると、終わりつつあるとはいえ今でも「戦後」は続いているに違いない。しかし本書によれば「戦後」が半世紀以上も長く続く現象は………[記事全文]
[評者]赤澤史朗(立命館大学教授・日本近現代史)  [掲載]2007年05月27日
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円朝芝居噺 夫婦幽霊 [著]辻原登
 二葉亭四迷訳のツルゲーネフ、森鴎外訳のアンデルセン。外国文学の翻訳を通して日本近代文学の文体は作られてきた。さて、その明治の翻訳に多大な影響を与えた人といえば、三遊亭円朝である。………[記事全文]
[評者]鴻巣友季子(翻訳家)  [掲載]2007年05月27日
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北朝鮮「偉大な愛」の幻(上・下) [著]ブラッドレー・マーティン
 「キムイルソンチャングンはツツジが好き」と、学生の頃、歌ったことがある。そう、かつての左翼学生には「北朝鮮」は、親しみを覚える国だった。それがどうだろう。  今やこの国は「拉致」………[記事全文]
[評者]久田恵(ノンフィクション作家)  [掲載]2007年05月27日
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人はなぜ花を愛でるのか [編]日高敏隆、白幡洋三郎
 ネアンデルタール人の人骨化石の周辺土壌から集中的に花粉が発見され、人類はすでに六万年前から死者の埋葬に花を供えていたとする学説が唱えられた由である。  人はなぜ花を愛(め)でるの………[記事全文]
[評者]野口武彦(文芸評論家)  [掲載]2007年05月27日
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聖なる妄想の歴史 [著]ジョナサン・カーシュ
 レーガン元米大統領の日記の中に、1981年6月にイスラエルがイラクの原子炉を爆撃した時、「ハルマゲドンは近いと本当に思った」という記述があると米誌が報じたのは記憶に新しい。ハルマ………[記事全文]
[評者]唐沢俊一(作家)  [掲載]2007年05月27日
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コミュナルなケータイ [編著]水越伸
 これだけ私たちの生活のなかにとけ込んでしまった携帯電話は、その普及の速さと広がりもあって、独特なメディア文化を生みつつあるのは明らかだ。この極めてユニークな「ケータイ」文化の諸相………[記事全文]
[評者]音好宏(上智大学教授)  [掲載]2007年05月27日
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暴力と和解のあいだ [著]尹慧瑛
 北アイルランド紛争の難解さは、プロテスタント対カトリックという単純な宗教対立に還元できないところにある。これを未解決のまま放置された帝国主義支配の残滓(ざんし)と見ることが、現段………[記事全文]
[評者]赤井敏夫(神戸学院大教授)  [掲載]2007年05月27日
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湖の南 [著]富岡多惠子
 来日したロシア皇太子に警護の巡査が斬(き)りつけた1891年の「大津事件」。近年明らかになった書簡や資料に丹念にあたり、犯人津田三蔵の36年の生に迫っている。「生マジメな性格」ゆ………[記事全文]
[評者]由里幸子(前編集委員)  [掲載]2007年05月27日
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美晴さんランナウェイ [著]山本幸久
 中学1年の世宇子(ようこ)の家族は、父と母、弟の翔(しょう)、それと27歳の叔母、美晴(みはる)さん。祖母の葬儀からもお見合いからも抜け出し、熱を出した世宇子にジャックダニエルで………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日
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調教師伊藤雄二FINAL [著]鶴木遵
 武豊と「天敵」安藤勝己の駆け引き、凱旋門賞でのディープインパクトの敗因……。1155勝を積み重ね、今年2月に引退した中央競馬の調教師、伊藤雄二の半世紀をかけて培った競馬観に裏打ち………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日

最新の文庫一覧

文庫

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ベジタブルハイツ物語 [著]藤野千夜
 アボカド、ブロッコリー、キャロット、ダイコン……各部屋に野菜の名前がついたアパートの住人と大家一家を巡る6編の物語。地味な日常から高校の同級生が集うBBSへの参加を機に絶好調にな………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日
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葉桜の季節に君を想うということ [著]歌野晶午
 フィットネスクラブの帰り、俺(おれ)は飛び込み自殺を図ろうとした女を救った。さくらとの運命の出会い。同じ頃、弟分キヨシの頼みで俺は悪徳商法と保険金殺人の疑いのある団体の調査を始め………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日
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恩はあだで返せ [著]逢坂剛
 警視庁御茶ノ水署生活安全課の斉木係長と梢田刑事が駄目コンビぶりを発揮するユーモアミステリーシリーズ。駄目なりに事件を解決してしまうのは、腕っ節の強い五本松小百合刑事のおかげか。神………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日
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新・夢十夜 [著]芦原すなお
 縁日のような空き地のテントで見世物を開業するおじさん。その妻という猫がやってくれる夢直しに、人々が列をなす「猫回し」。覚めたかと思えばまだ夢のなか。生と死のあわいに繰りひろげられ………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日
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真夜中に捨てられる靴 [著]デイヴィッド・マレル
 路上に毎夜捨てられる靴。誰が何のために? 謎にとりつかれた警察官は、ひとり深夜捜査を続ける。ニューエイジの都サンタフェを舞台に身の震える結末に至る表題作。「ランボー」原作者による………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日
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五足の靴 [著]五人づれ
 明治40年8月から9月、北原白秋、平野萬里、太田正雄(木下杢太郎)、吉井勇の「明星」に集う新進詩人4人が与謝野寛とともに西国へ。「五足の靴が五個の人間を運んで東京を出た」。交代で………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日

最新の新書一覧

新書

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論壇の戦後史 [著]奥武則
 戦後間もなく、清水幾太郎が所長をしていたのが「二十世紀研究所」、総合雑誌をリードしたのは「世界」。敗戦後の日本の進路を巡る大きな問題が身近だった時代に、そんな名称が似合った。高度………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日
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韓国映画ベスト100 [著]寺脇研
 長く文化行政に携わり、また映画評論家という経歴を持つ著者による私的ガイド。南北分断・民族離散、女と男などテーマごとに八つのグループに整理し、「JSA」から「グエムル」まで「とにか………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日
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日本人の死者の書 [著]大角修
 人間は死んだらどうなるのか。かつて日本人が漠然と持っていた死生観がいま、いっそうあいまいになっている。平安文化の最盛期10世紀末に書かれた『往生要集』を主な手がかりにして、「あの………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日
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四字熟語ひとくち話 [編]岩波書店辞典編集部
 漢字テストの定番「危機一髪」は「間一髪」と同じで、派生して「間、髪(はつ)を入れず」とも言うが、「カンパツを入れず」は間違い。そんな初級編から「美意延年」など上級編まで、うんちく………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日

最新の情報フォルダー一覧

情報フォルダー

坊っちゃん文学賞、応募締め切り迫る
 夏目漱石の小説「坊っちゃん」にちなんで、松山市が制定した「坊っちゃん文学賞」の第10回の応募締め切りまで1カ月余りに迫った。  同賞は1989年、新しい青春文学の創造を目指して創………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日
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1000種以上の熱帯魚を解説
 「アマゾン川の宝石」アピストグラマから世界最小の魚パエドキプリスまで千種以上の熱帯魚を美しい写真付きで解説する『最新図鑑 熱帯魚アトラス』が発売された。 ………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日
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ライトノベル大賞が決まる
 ビジュアルが付くことを意識したティーン向けエンターテインメント小説を対象にした第1回小学館ライトノベル大賞の受賞作が決まった。少年向けのガガガ文庫部門の大賞が神崎紫電「愛と殺意と………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日

最新のたいせつな本一覧

たいせつな本

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アルベール・カミュ『異邦人』 坂本百大(下)
 終戦。矢も盾もたまらず私は廃墟(はいきょ)の東京に向かった。アテネ・フランセの創立者ジョセフ・コットさんの小石川の家に書生として住み込んだ。  私に与えられた最初の大仕事はアテネ………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日

最新の話題の本棚一覧

話題の本棚

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人工建造物 ダムや団地、橋にだって「萌える」
 工場、ダム、団地……。人工建造物の魅力を伝えるビジュアル本が相次いで出版されている。  『工場萌(も)え』(東京書籍)には工場の写真や鑑賞ガイドが満載だ。ブログ「工場萌えな日々」………[記事全文]
[評者]三ツ木勝巳  [掲載]2007年05月27日

最新の売れてる本一覧

売れてる本

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ジェネラル・ルージュの凱旋 [著]海堂尊
 「このミステリーがすごい!」大賞を受けたデビュー作『チーム・バチスタの栄光』が9刷28万部、続編『ナイチンゲールの沈黙』は7刷15万部。本書も含む3部作で計52万部に達するベスト………[記事全文]
[評者]中村真理子  [掲載]2007年05月27日

最新の著者に会いたい一覧

著者に会いたい

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まんまこと 畠中恵さん
 きゅわきゅわ叫ぶ小鬼が登場する『しゃばけ』シリーズで一挙に人気作家になった畠中恵(はたけなかめぐみ)さん。今回はあやかし、妖怪、幽霊、すべて封印して「ごくふつ〜の時代小説にする」………[記事全文]
[文・写真]中村真理子  [掲載]2007年05月27日

最新のコミックガイド一覧

コミックガイド

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パレスチナ [著]ジョー・サッコ
 91年から92年にかけて、イスラエル占領地に滞在したアメリカ人の著者が描いた、ノンフィクションまんがだ。著者が見聞きし、体験したことが、そのまままんがに表現され、ルポルタージュさ………[記事全文]
[評者]ササキバラ・ゴウ  [掲載]2007年05月27日

最新のビジネス書一覧

ビジネス書

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ウェブ仮想社会「セカンドライフ」 [著]浅枝大志
 「セカンドライフ」とは米リンデンラボ社が始めたウェブ上の3次元仮想空間のこと。ユーザーは自分のアバター(分身)を持ち、空間内を自由に移動して、おしゃべりや買い物など、リアルな社会………[記事全文]
[評者]清野由美(ジャーナリスト)  [掲載]2007年05月27日

最新の朝日新聞社の新刊一覧

朝日新聞社の新刊

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北朝鮮へのエクソダス―「帰国事業」の影をたどる [著]テッサ・モーリス・スズキ
 冷戦下1959年以降、日本から9万人以上の在日朝鮮人が北朝鮮へ渡った「帰国事業」の新資料が筆者によって発見された。日本と北朝鮮の関係に今も影を落とす驚愕の歴史が国際的スケールで明………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日
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天地有情 [著]南木佳士
 医者であり、芥川賞作家である著者は、末期がん患者への対応からうつ病にかかった。本書はそれから10年近い闘病生活を経て快復へと向かう道程、その間の心模様を綴ったエッセイをまとめたも………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日
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魂のみなもとへ 詩と哲学のデュオ [著]谷川俊太郎、長谷川宏
 「生・老・死」をテーマにした谷川俊太郎の30篇の詩を厳選し、その一篇一篇に、哲学者・教育者として知られる長谷川宏が一本の短文をつける。長谷川氏の短文は、詩の批評ではない。谷川俊太………[記事全文]
[掲載]2007年05月27日

本文は朝日新聞紙面でお楽しみください。

視線

MARGINAL LAND [著]海野未来雄
[評者]村山由佳(作家)  [掲載]2007年05月27日

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