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2007年07月08日

最新の書評一覧

書評

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植物と帝国―抹殺された中絶薬とジェンダー [著]ロンダ・シービンガー
 万有引力やら二重らせんやら、なにか知識の起源はありふれた問いの対象だが、逆に無知の起源が問われることはあまりない。そもそも不在を問うことは一般に難しいが、それ以上に、知識というも………[記事全文]
[評者]山下範久(立命館大学准教授・歴史社会学)  [掲載]2007年07月08日
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銃後の中国社会―日中戦争下の総動員と農村 [著]笹川裕史、奥村哲
 本書が描く日中戦争で抗戦する中国の姿は、衝撃的なものだ。これまでの説では、日本の侵略によって中国民衆の中に民族主義的な自覚が生じ、中国共産党や国民党は、盛り上がるナショナリズムに………[記事全文]
[評者]赤澤史朗(立命館大学教授・日本近現代史)  [掲載]2007年07月08日
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ミノタウロス [著]佐藤亜紀
 舞台は、二十世紀初頭、ロシア革命前後の、内戦が続くウクライナ。作者の得意とする題材で、冒頭から引きこまれる。主人公/語り手は、奇妙な経緯から地主に成り上がった男の次男、ヴァシリ・………[記事全文]
[評者]鴻巣友季子(翻訳家)  [掲載]2007年07月08日
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言語学者が政治家を丸裸にする [著]東照二
 不見識な発言で、先日も閣僚が辞任したばかり。政治家の発言が軽くなっていませんか、と思っている人は多いことだろう。政治家のスピーチには辟易(へきえき)、と思っている人も大勢いるにち………[記事全文]
[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)  [掲載]2007年07月08日
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梶山季之と月刊「噂」 [編]梶山季之資料室
 ひさしぶりに面白い雑誌に出会った。各号の目次を見ているだけでワクワクしてくる。『なぜ大新聞は週刊誌を目の敵にするのか』『アマ・スポーツは新聞が堕落させた?』『NHKが民放なみに視………[記事全文]
[評者]重松清(作家)  [掲載]2007年07月08日
選挙違反の歴史―ウラからみた日本の一〇〇年 [著]季武嘉也
 「国民が自らの手で決定していく」民主主義政治は、良心に基づく個人の清き一票の堆積(たいせき)によって維持される。  それにもかかわらず本書によれば、近代以降、少なからぬ日本人が選………[記事全文]
[評者]小林良彰(慶應大学教授・政治学)  [掲載]2007年07月08日
中国環境ハンドブック 2007―2008年版 [編]中国環境問題研究会
 中国の環境エネルギー問題に興味がある人、手を挙げて! 水不足や大気汚染、温室効果ガスの排出に黄砂の飛来、さらには石油を求めての対外進出等々、中国の高度成長に伴って環境とエネルギー………[記事全文]
[評者]高原明生(東京大学教授・東アジア政治)  [掲載]2007年07月08日
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謎とき徳川慶喜―なぜ大坂城を脱出したのか [著]河合重子
 政治家はよく「歴史の判断を仰ぐ」という。後世から毀誉褒貶(きよほうへん)を受けるのは、歴史に名を残すほどの人間の宿命だ。やはり何といっても歴史を読む楽しみは、ああだこうだの人物評………[記事全文]
[評者]野口武彦(文芸評論家)  [掲載]2007年07月08日
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スコット・ジョプリン―真実のラグタイム [著]伴野準一
 1973年の映画「スティング」以来、黒人作曲家スコット・ジョプリン(1868年〜1917年)は、ラグタイムの名曲「エンタテイナー」のメロディーとともに、一躍有名になった。しかし、………[記事全文]
[評者]巽孝之(慶應大学教授・アメリカ文学)  [掲載]2007年07月08日
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成果主義とメンタルヘルス [著]天笠崇
 今や教育現場にまで導入されようとする勢いの市場原理。その柱ともいえる成果主義制度は、職場ではすっかりおなじみのものとなった。しかし最近、この制度の弊害も指摘され始めている。本書は………[記事全文]
[評者]香山リカ(精神科医、帝塚山学院大学教授)  [掲載]2007年07月08日
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おとぎ話の生物学 [著]蓮実香佑
 おとぎ話の絵本を読むお父さんに、幼稚園に通う子供が問いかける。「桃太郎は、どうして桃から生まれたの?」「タヌキって本当に化けるの?」。そんな疑問に、お父さんこと農学博士である著者………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日
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タックスヘイブン [著]C.シャヴァニュー、R.パラン
 タックスヘイブン(租税回避地)というと脱税やマネーロンダリング(資金洗浄)などを想起しがちで、一般人には無縁の世界に思える。しかし実態は、世界金融の半分以上が流れ込み、資本が瞬く………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日

最新の文庫一覧

文庫

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異人伝 中島らものやり口 [著]中島らも
 生後9カ月で母親のおっぱいにかぶりついていた記憶があるという。以来、52歳で亡くなる直前までの人生を、問われるまま語る。普通なら、少しはカッコつけたりごまかしたりもあるだろうに、………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日
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懐かしい人たち [著]吉行淳之介
 「追悼文もしくはすでに故人となった人たちとの交遊」に限定したエッセー集。久生十蘭や井伏鱒二から向田邦子まで、多彩な文学者たちの思い出を横顔スケッチ風に書きながら、深い洞察ものぞく………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日
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ぼくらはみんな、ここにいる [著]大石英司
 中学校の吹奏楽部員30人が夏合宿でおとずれた島に異変が起きる。400年前へのタイムスリップ。それをあらかじめ知り、ひそかに備えている者がいた。大人たちに助けられ、音楽を心の支えに………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日
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アフリカの印象 [著]レーモン・ルーセル
 アフリカのとある帝国での聖別式。会場では、奇妙な儀式や出し物が次々と行われる。その様子をひたすら描写する前半から、後半では……。幻想性のなかに不思議なリアリティーを感じさせる小説………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日
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ドレスデン・ファイル 魔を呼ぶ嵐 [著]ジム・ブッチャー
 シカゴの電話帳にただ一人「魔法使い」と掲載され、警察の特殊捜査の手伝いと失跡人捜しを請け負うハリー。間抜けな妖精や休暇をとりたがる精霊の助けも借りつつ、吸血鬼とマフィアが共存する………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日
福音の少年 [著]あさのあつこ
 16歳の夏、つき合っていた藍子が謎のワンギリを残した直後に死んだ。ガス漏れによるアパート全焼で死者9人。偶然、明帆と一緒にいて難を逃れた、藍子の幼なじみ陽の両親も犠牲者だった。事………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日

最新の新書一覧

新書

農のある人生 [著]瀧井宏臣
 環境保全や食の安全に興味をもつ人は多いが、農村の衰退をくいとめるのはむずかしい。そこで「農レジャー」や「半農半X」といった心躍るコンセプトが都会人を田園へいざなう。週末だけ作業を………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日
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「世界征服」は可能か? [著]岡田斗司夫
 漫画やアニメの定番「人類征服をたくらむ悪の秘密結社」って、何が目的だった? 部下のリクルートは可能か。有能な独裁者に過労死の危険はないか。征服して何をする……「悪」を通してグロー………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日
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近江から日本史を読み直す [著]今谷明
 古代、謎の天皇といわれる6世紀前半の継体天皇は近江出身とされる。琵琶湖は古来、重要な交通路で近江は穀倉地帯でもあった。天智天皇の都や、比叡山延暦寺、信長の安土城を始め、歴史に大き………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日
日本男児 [著]赤瀬川原平
 目からウロコが落ちると、ウロコが付いていたことが初めてわかる。頭にもウロコがつくと著者は言う。男性用便器の消失から女子中学生のスカート、年賀状は虚礼か、など森羅万象を眺めて考察。………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日

最新の情報フォルダー一覧

情報フォルダー

新刊は8万点超す 「出版年鑑2007」発行
 『出版年鑑2007』が出版ニュース社から発行された。それによると、06年の新刊点数は8万618点で前年に比べて38点増え、過去最高となった。一方で売上高は1.3%減の約2兆262………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日

最新のたいせつな本一覧

たいせつな本

聖書『ヨナ書』 四方田犬彦(下)
 ヨナの物語をいつ知ったのか、それを正確に思い出すことはできない。おそらく子供用に書き直された聖書物語を通してだろうと思う。いずれにせよ旧約聖書にあるこの冒険譚(たん)は、幼いわた………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日

最新の話題の本棚一覧

話題の本棚

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大人の昆虫 飽きさせない不思議な形や生態
 子どもたちがカブトムシやクワガタムシに夢中になる季節になり、スーパーの昆虫コーナーには目を輝かせた小学生が集まっている。一方、元「昆虫少年」の間でも飼育ブームが続く。図鑑でしか………[記事全文]
[評者]丸山玄則  [掲載]2007年07月08日

最新の売れてる本一覧

売れてる本

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おいしいハンバーガーのこわい話 [著]エリック・シュローサー、チャールズ・ウィルソン
 話題となった結婚披露宴に合わせて刊行。まずは、結婚までのいきさつが語られる。  運命の人、陣内智則さん。出会いの頃に趣味を聞くと「ゲームや、卓球とかバッティングセンター」。あまり………[記事全文]
[評者]中村真理子  [掲載]2007年07月07日

最新の著者に会いたい一覧

著者に会いたい

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地図に訊(き)け! 山岡光治さん
 地図作りのプロが、作図法の歩みや測量の苦労に加え、読み取るコツや面白さを新書にまとめた。  随所で語られる逸話が興味深い。いつの間にか賽銭(さいせん)が積まれて「神様」になってい………[記事全文]
[文・写真]木元俊宏  [掲載]2007年07月08日

最新のコミックガイド一覧

コミックガイド

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本を読む兄、読まぬ兄 [著]吉野朔実
 普段、乗らない路線の電車に揺られ、これから会うインタビュー相手の事を考えていたら、対面に座っていた女性が1冊の本を取り出した。その本の著者は、まさにこれから会う女性作家。自分が体………[記事全文]
[評者]山脇麻生  [掲載]2007年07月08日

最新のビジネス書一覧

ビジネス書

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ライブ・エンタテインメント新世紀 [著]北谷賢司
 昨年のマドンナ来日コンサートは、「ダフ屋不在」の画期的な公演であったという。その背景には、世界のライブ・エンターテインメント業界における環境の変化がある。  企業合併・買収によっ………[記事全文]
[評者]梶山寿子(ジャーナリスト)  [掲載]2007年07月08日

最新の朝日新聞社の新刊一覧

朝日新聞社の新刊

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袖のボタン [著]丸谷才一
 日本の政治家はどうしてあんなに四字熟語が好きなのだろう。新年の歌会始で天皇はなぜ恋歌を詠まないのか? ちょっとしたギモンの扉を開けば、一読感嘆、日本のフシギが次から次へと見えてく………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日
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精選 折々のうた 日本の心、詩歌の宴 上・中・下 [著]大岡信
 1979年から2007年まで四半世紀以上続いた朝日新聞一面の看板コラム「折々のうた」。その6762回の連載のなかから著者自身が2100回分を厳選。独自の視点にもとづく鋭い鑑賞文に………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日
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母に歌う子守唄 わたしの介護日誌 [著]落合恵子
 自分自身であることから遠ざかっていく母を辛い思いで見つめつつ、「迷惑かけて、すまないねぇ」、その一言に嬉し涙を流す。迷い多き、けれど喜び多き介護の日々から生まれる役立つアドバイス………[記事全文]
[掲載]2007年07月08日

本文は朝日新聞紙面でお楽しみください。

視線

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凶区/Erotica [著]森山大道
[掲載]2007年07月08日

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