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2008年01月20日

最新の書評一覧

書評

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アメリカン・コミュニティ 国家と個人が交差する場所 [著]渡辺靖
 前著『アフター・アメリカ』で注目を集めた気鋭の文化人類学者によるアメリカ論。いや、アメリカ論というと誤解があるかもしれない。抽象度の高い経済学的・政治学的用語で武装したアメリカ政………[記事全文]
[評者]北田暁大(東京大学准教授・社会学)  [掲載]2008年01月20日
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音楽が聞える [著]高橋英夫
 詩が生まれ出るとき、詩人はおのずと音楽家になっている。高橋氏のことばを借りれば、「詩は音楽になる以外にどんな通路も持っていない」し、「詩を読むということは(自身が)音楽の状態にな………[記事全文]
[評者]鴻巣友季子(翻訳家)  [掲載]2008年01月20日
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誠実という悪徳 E・H・カー1892−1982 [著]ジョナサン・ハスラム
 本書は、外交官、そして歴史家として20世紀英国史におおきな足跡を残したE・H・カーの評伝である。  おびただしい量のカーの作品のなかで、とりわけよく読まれている作品は二つ。ひとつ………[記事全文]
[評者]山下範久(立命館大学准教授・歴史社会学)  [掲載]2008年01月20日
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文化人類学とわたし [著]川田順造
 本書は「文化人類学とは何か」を問う本であるが、表題が示すように、それは「わたし」とは何かを問うことと切り離せない。文化人類学は、石田英一郎が、アメリカでクローバーらの総合人類学の………[記事全文]
[評者]柄谷行人(評論家)  [掲載]2008年01月20日
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王様と大統領 サウジと米国、白熱の攻防 [著]レイチェル・ブロンソン
 英国の中東研究者フレッド・ハリディの名言がある。今の西アジアの政治的不安定は米ソ超大国が冷戦期に垂れ流した廃棄物に起因していて、ソ連からの廃棄物は兵器、米国からのは米が使い捨てた………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2008年01月20日
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日本の地方政治 二元代表制政府の政策選択 [著]曽我謙悟・待鳥聡史
 第1次地方分権や三位一体改革の結果、地方自治体の財政状況に大きな格差が生じるようになり、あらためて知事や地方議会の重要性と責任が問われるようになってきた。かつてのような「誰が知事………[記事全文]
[評者]小林良彰(慶應大学教授・政治学)  [掲載]2008年01月20日
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西南戦争 西郷隆盛と日本最後の内戦 [著]小川原正道
 近代日本最大、そして日本史上最後の内戦だった西南戦争。本書は、この戦争が「不平士族の反乱」という一言では割り切れない多様な性格を持っていたことに焦点を当てている。  例えば、挙兵………[記事全文]
[評者]奈良岡聰智(京都大学准教授)  [掲載]2008年01月20日
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トラや [著]南木佳士
 内田百けんの「ノラや」を類推させる題が示すように飼い猫トラを回想した小説である。ここにあるのは猫への愛情だけではない。猫も人間もふくめた、命のはかなさと生の重さである。  信州の………[記事全文]
[評者]由里幸子(前編集委員)  [掲載]2008年01月20日
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野口英世とメリー・ダージス [著]飯沼信子
 野口英世がアメリカで結婚したメリー・ダージスをはじめ、明治・大正時代に国際結婚をした5組の夫婦の生涯が描かれている。  メリーは酒豪の野口の飲み友達だった女性で、いろいろ風評もあ………[記事全文]
[評者]常田景子(翻訳家)  [掲載]2008年01月20日
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わたしのリハビリ闘争 最弱者の生存権は守られたか [著]多田富雄
 『免疫の意味論』などの著作でも知られる著者が脳梗塞(こうそく)に見舞われ、懸命のリハビリで後遺症と闘う姿は、これまでもしばしば伝えられてきた。ところが厚労省は06年4月、リハビリ………[記事全文]
[評者]香山リカ(精神科医、帝塚山学院大学教授)  [掲載]2008年01月20日
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病み情報社会 [著]金子義保
 「病み情報」とは聞き慣れない言葉だが「病の発症を促進させ、寿命を短縮させる」情報だと現役医師である著者はいう。流通させるのは役所、製薬会社、医学部、病院、マスコミ、つまり医療にか………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日
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学力とトランジッションの危機 [編著]耳塚寛明、牧野カツコ
 子どもから大人への移行に伴う諸問題を扱った論文集。巻頭の「だれが学力を獲得するのか」では、小学生から高校生までの約8000人とその保護者を対象に実施した大規模調査をもとに、小学6………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日

最新の文庫一覧

文庫

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土の中の子供 [著]中村文則
 親に捨てられ、遠い親類に引き取られた幼い日。それは、殺されずに生活をやり過ごすことがすべての地獄だった。すさまじい暴力の体験は、27歳になった今も生と死の境を危うくし、むしろ「私………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日
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小堀遠州茶友録 [著]熊倉功夫
 利休のわび茶を「綺麗(きれい)さび」へ引き継ぎ、建築や作庭でも時代の美意識をリードした遠州。その時代には戦国の荒々しさや桃山の華麗の後、王朝文化へのあこがれが復興した。将軍、天皇………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日
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白蛇教異端審問 [著]桐野夏生
 ブレークのきっかけとなった「OUT」は、他の作品を捨てた意地から生まれた話。書評や映画評、また表現に命をかける者のための「白蛇教」教祖として自身と自作への侮辱・中傷に闘いの筆を執………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日
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親鸞のこころ [著]梅原猛
 浄土真宗の開祖・親鸞の思想や人間性を師の法然と照らしつつ説いた1部と、神仏習合の先駆者といえる泰澄をはじめとした3人の仏教者と世阿弥の能について語った2部からなる。古代から中世に………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日
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谷崎潤一郎犯罪小説集 [著]谷崎潤一郎
 殺人を犯したかもしれないと、弁護士事務所を不意に訪ねてきた青年が不可思議な告白をする「柳湯の事件」を始め、「白昼鬼語」など大正期の東京を舞台にした、まがまがしくも耽美(たんび)的………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日
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弾左衛門とその時代 [著]塩見鮮一郎
 幕藩体制下で下級官吏としての職能をもち、関八州の被差別民を統括した、人名でも職名でもある「弾左衛門」。最後となった13代目・弾直樹の生涯を中心に、明治維新の「解放令」による廃止で………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日

最新の新書一覧

新書

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エビと日本人2 [著]村井吉敬
 前著から20年、飽食を象徴する輸入エビの生産現場は、さらなるグローバル化で大きく変動した。ウイルス汚染による品種切り替えや生産技術の移転は、瞬く間にアジアと中米を席巻。より加工食………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日
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ニッポンの大学 [著]小林哲夫
 偏差値による大学ランクが実像を見えにくくしていることに気づかされる。学生の満足度やサークル活動、購読誌、果てはミスコン入賞率まで、多様な切り口での取材データを一覧で提供。大学の姿………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日
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「本能寺の変」はなぜ起こったか [著]津本陽
 本能寺の変を、明智光秀による織田信長殺人事件と見れば、ミステリーとしての見方もできる。実行犯の裏に、黒幕はいたのか。いたとすれば誰か。諸説を立てて、最近も多くの小説が書かれている………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日
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江戸の教育力 [著]高橋敏
 江戸の庶民教育といえば「寺子屋」が思い浮かぶ。19世紀に広まり、村に複数あった寺子屋では実際、どんな教育が行われていたのか。文字だけでなく「一人前の大人」にするための教育は、公権………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日

最新の情報フォルダー一覧

情報フォルダー

日本人研究によるフォークナーのすべて
 米ノーベル賞作家のウィリアム・フォークナーをあらゆる観点で紹介した『フォークナー事典』が、松柏社から刊行された。98年に発足した日本ウィリアム・フォークナー協会が編集した日本人に………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日
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江戸・東京の川を総覧
 江戸・東京の川、堀、用水、運河約400を網羅した菅原健二著『川の地図辞典/江戸・東京23区編』が刊行された。江戸の姿を伝える明治初期の参謀本部地形図と現代地図を各区ごとに併録。消………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日
下北半島の動植物を写真に
 本州最北に残る豊かな自然を約300点の写真と短文で伝える『下北半島 自然観察ノート』を、NPO法人の自然学校エコーロッジが出した。北限のサルとして知られるニホンザル、津軽海峡を渡………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日

最新のたいせつな本一覧

たいせつな本

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遠藤周作『沈黙』 大崎善生(上)
 私が『沈黙』をはじめて読んだのは中学1年生の冬休みと記憶しているから、1970年ごろのことだ。札幌市の藻岩山の麓(ふもと)に立つ実家の子供部屋で寒さに震えながら読んでいた。体は布………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日

最新の話題の本棚一覧

話題の本棚

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阿久悠の言葉 「時の過ぎゆくままに」流さず、永遠に
 キラ星のごとくスターが現れ、子どもからお年寄りまで歌詞を口ずさんだ。阿久悠の時代――。昭和の作詞家の遺(のこ)した言葉が次々と本になっている。  『阿久悠 命の詩(うた)』は、阿………[記事全文]
[評者]中村真理子  [掲載]2008年01月20日

最新の売れてる本一覧

売れてる本

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まこという名の不思議顔の猫 [著]前田敬子、岡優太郎
 扁平(へんぺい)な顔に三白眼、鼻から両ほおにかけてのくっきりした法令線。ユニークな顔の猫、まこの日常を紹介する写真集。般若顔の甘え姿や、目を細めた恍惚(こうこつ)顔の食事姿が、な………[記事全文]
[評者]瀧井朝世(ライター)  [掲載]2008年01月20日

最新の著者に会いたい一覧

著者に会いたい

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よし!学校をつくろう 後藤文雄さん
 15日にカンボジアに旅立った。カトリックの神父、後藤文雄(ごとう・ふみお)さんが代表を務めるNPO法人「AMATAKカンボジアと共に生きる会」が、同国に作った小学校の設立式典に出………[記事全文]
[文・写真]丸山玄則  [掲載]2008年01月20日

最新のコミックガイド一覧

コミックガイド

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はこぶね白書 [作]藤野もやむ
 この作品の舞台は、人間の姿に化けた動物たちが、さらに人間に近づくために、集まって勉強をしている全寮制の高校だ。そんな奇妙な所へ、知らずに入学してしまった人間の主人公の学園生活が描………[記事全文]
[評者]ササキバラ・ゴウ  [掲載]2008年01月20日

最新のビジネス書一覧

ビジネス書

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亜玖夢博士の経済入門 [著]橘玲
 4頭身の頭部、さらにその半分が額で、白髪を伸ばした異形のシルエット。それが歌舞伎町風俗街の雑居ビルに研究所を構える亜玖夢(あくむ)博士だ。「相談無料。地獄を見たら亜玖夢へ」という………[記事全文]
[評者]清野由美(ジャーナリスト)  [掲載]2008年01月20日

最新の朝日新聞社の新刊一覧

朝日新聞社の新刊

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ヒトラーの贋札(にせさつ) 悪魔の工房 [著]アドルフ・ブルガー
 ナチスによる史上最大の紙幣偽造作戦(ベルンハルト作戦)のユダヤ人生存者によるドキュメント。アウシュヴィッツからザクセンハウゼン強制収容所に送られた著者(現在90歳)たちは、虐殺の………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日
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相棒season1 [脚本]輿水泰弘ほか [ノベライズ]碇卯人
 テレビ朝日系ドラマ『相棒』のノベライズ第2弾! 個性的なキャラクターと、事件の謎解きに重点を置いた構成の、大人が楽しめる“社会派エンターテインメント”。主人公・杉下右京の過去が明………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日
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期待と回想 語り下ろし伝 [著]鶴見俊輔
 哲学者・鶴見俊輔のインタビュー形式による自伝。16歳で留学したハーヴァード大学での哲学との出合い。戦後の『思想の科学』の創刊、「声なき声」「べ平連」での活動や漫画の魅力など、懐の………[記事全文]
[掲載]2008年01月20日

本文は朝日新聞紙面でお楽しみください。

視線

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鈴木龍一郎写真集 オデッセイ [著]鈴木龍一郎
[評者]村山由佳(作家)  [掲載]2008年01月20日

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