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2008年03月30日

最新の書評一覧

書評

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日本語と日本思想 本居宣長・西田幾多郎・三上章・柄谷行人 [著]浅利誠
 最近の話し言葉で、ふつう「である」と結ぶところをデハアル、「にある」をニハアル、「と思う」をトハ思ウと表現する言い方が広まったように感じるのは、書評子の僻耳(ひがみみ)であろうか………[記事全文]
[評者]野口武彦(文芸評論家)  [掲載]2008年03月30日
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「家庭教育」の隘路 子育てに強迫される母親たち [著]本田由紀
 「国に頼らず、家庭での教育を見直そう」というスローガンは、現代の日本に広く浸透し、子育てに携わる親たちに内面化されつつある。しかし本当に今のままの形で家庭教育を拡充していくことが………[記事全文]
[評者]北田暁大(東京大学准教授・社会学)  [掲載]2008年03月30日
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「中国問題」の内幕 [著]清水美和
 巨大で多様な中国を偏見や先入観なく客観的に観察し、状況を判断することは容易ではない。根拠もなくいい加減なことをいう輩(やから)が多い中で、重要なのは信頼できる書き手を見分け、見定………[記事全文]
[評者]高原明生(東京大学教授・東アジア政治)  [掲載]2008年03月30日
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講座 スラブ・ユーラシア学 第1・2・3巻 [編]家田修・宇山智彦・松里公孝
 スラブ・ユーラシア学とは、まず聞きなれない言葉である。旧ソ連、というとソ連の影ばかり見た後ろ向きな印象を受けるし、イスラームを共通項とする中央アジア、というと、ロシアのイスラーム………[記事全文]
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)  [掲載]2008年03月30日
免疫学の巨人イェルネ [著]トーマス・セデルキスト
 これほど不思議な科学者の伝記を読んだのは初めてだ。主役であるニールス・イェルネという人物が尋常じゃない。おまけにこれは「実存的伝記」だなんて。  ノーベル賞学者である免疫学の泰斗………[記事全文]
[評者]渡辺政隆(サイエンスライター)  [掲載]2008年03月30日
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精神科医はなぜ心を病むのか [著]西城有朋/精神疾患は脳の病気か? [著]エリオット・S・ヴァレンスタイン
 私が精神科医になった今から二十数年前には、精神医療そのものが日陰者扱いだった。その後、心の病への社会の関心が急速に高まり、うつ病は「心のカゼ」とまで言われるまでに。しかし診察室に………[記事全文]
[評者]香山リカ(精神科医、帝塚山学院大学教授)  [掲載]2008年03月30日
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マガジンハウスを創った男 岩堀喜之助 [著]新井恵美子
 美空ひばりを売り出したスターの雑誌である「平凡」は、1952年末には100万部を超えた。しかしその創業者の岩堀喜之助は、雑誌社の社長の枠には納まりきらない人だった。彼は地方や都会………[記事全文]
[評者]赤澤史朗(立命館大学教授・日本近現代史)  [掲載]2008年03月30日
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文学鶴亀 [著]武藤康史
 広く「年譜のおじさん」として知られる文芸評論家が、ここ20年ほどのあいだに新聞雑誌に発表したコラム集。世に蔵書家、愛読家は少なくないが、彼が唯一無二なのは、敬愛する文学者の人生や………[記事全文]
[評者]巽孝之(慶應大学教授・アメリカ文学)  [掲載]2008年03月30日
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イギリス炭鉱写真絵はがき [著]乾由紀子
 絵はがきが好きで、あちこちで買っているうちに相当な枚数がたまっている。知人が旅先などからくれた絵はがきも、大事に取ってある。もっとも、それらはみな、風光明媚(ふうこうめいび)な名………[記事全文]
[評者]常田景子(翻訳家)  [掲載]2008年03月30日
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寺山修司未発表歌集 月蝕書簡 [著]寺山修司
 三十代で歌の別れをした寺山修司に、未発表の歌集があった――。塚本邦雄・岡井隆とかれを中軸に、前衛短歌運動を推進し、後世にかれを伝えるため『寺山修司・遊戯の人』を書いた評者にとって………[記事全文]
[評者]杉山正樹(文芸評論家)  [掲載]2008年03月30日
へちま亭のあきない [著]島戸一臣
 著者は、インターネットプロバイダーのASAHIネットを運営する会社の特別顧問。「パソコン通信」の時代からネット事業を育ててきた。しかし実は、中学のころアサリを売り歩いていたという………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日
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ベストセラーだって面白い [著]岡崎武志
 ベストセラーばかりを集めた書評の本。すでに売れているから「改めてプッシュする義理も義務もない」「つまらなければ、つまらないとはっきり書いていい」という姿勢が小気味よい。取り上げた………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日

最新の文庫一覧

文庫

クアトロ・ラガッツィ (上・下) [著]若桑みどり
 「文明」と伝道を掲げ、西欧諸国が世界へと乗り出した16世紀。戦乱に揺れる日本にもキリスト教が上陸、4人の少年(クアトロ・ラガッツィ)が世界と直接ふれあった。「天正少年使節」と呼ば………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日
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むかし女がいた [著]大庭みな子
 「伊勢物語」を好んだ著者が「とりとめもない話をしているうちに、どういうわけか昔めぐり逢(あ)った人たちが遠いところから次つぎにやってきて、話し始めるのを、そのまま書きとめた」とい………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日
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僕は少年通信兵だった [著]中江進市郎
 著者は17歳で通信兵として南方戦線に送られ、仏領インドシナで敗戦を迎え復員した。10代の若者たちに戦争はどう映ったのか。当時の記録や聞き取りをもとに、孫に語るべく書き下ろされた手………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日
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シャルビューク夫人の肖像 [著]ジェフリー・フォード
 本人の姿を見ずに描ききれば法外な報酬という依頼を受けた肖像画家。芸術家としての再生をかけてのぞむ彼にむかい、モデルの女性はびょうぶ越しに数奇な身の上話を語り始める。19世紀末らし………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日
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検死審問 [著]パーシヴァル・ワイルド
 ベストセラー作家ベネットの70歳の誕生日パーティーでその代理人が死に、検死官スローカムは法的死亡確定のため陪審員を招集する。公判の席で明かされる人間関係、新たな死者……乱歩が傑作………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日
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サイゴンの十字架 [著]開高健
 著者は戦火のサイゴンに3度にわたって滞在、ベトナムの現実をルポした。共産主義に幻滅し、政府側に転向した元反政府運動の英雄の告白や、カトリック神父と共に村を守りぬいた村人たち、孤児………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日

最新の新書一覧

新書

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隠居宣言 [著]横尾忠則
 過去と決別して自身を再生するために、68年「死亡宣言」、その後「画家宣言」と変容を重ねてきた著者が、今回は“好きなことだけをする”と「隠居」を宣言。「現実と非現実の領域にまたがる………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日
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蝶(ちょう)の道 [著]南孝彦
 チョウは種類によって異なる草木に卵を産み、葉を食べて幼虫が育つ。この食草を街の愛好家と行政、子どもを結び、庭やベランダ、学校のビオトープで増やすのが「蝶の道プロジェクト」。地域の………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日
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妻との修復 [著]嵐山光三郎
 仕事にかまけて顧みなかった家庭が、熟年の男には地雷原になる、と著者はいう。いきなり離婚届を突きつけられる羽目に陥る前に足元を固めよ、と。主に近代以降の文人・政治家たちの事績を手本………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日
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カメラは知的な遊びなのだ。 [著]田中長徳
 「右手にライカ、ポケットにデジカメ」という著者がカメラの選び方や使い方を指南。デジカメでは「容量の少ないメモリーカードを使う」「デジカメデータは貸しサーバーに保存」「迷ったら一番………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日

最新の情報フォルダー一覧

情報フォルダー

中高校生向けの ブックガイド刊行
 中高生向けの読書案内冊子「YA(ヤングアダルト)朝の読書ブックガイド180選(08年版)」が刊行された。「生きる(一歩ふみだす元気をくれる)」「小説・ファンタジー(タイクツな毎日………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日
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グリム童話初版改訳が完結
 グリム童話集の初版を収録した『初版グリム童話集』(全5巻、吉原高志・吉原素子訳、白水uブックス)が完結した。単行本として刊行されたものを全面的に改訳。 ………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日

最新のたいせつな本一覧

たいせつな本

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野上弥生子『迷路』 加賀乙彦(下)
 敗戦のとき、私は16歳だった。少年兵として、陸軍幼年学校という軍人養成学校の3年生であった。戦後の数年間、私は東西の近代小説を乱読した。まだ戦後文学も出現せず、昭和初期に出た文学………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日

最新の話題の本棚一覧

話題の本棚

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楽しむ買い物 達人が教えるワクワクどきどき
 商品を手に入れるだけでなく買い物自体の楽しさを伝える本が目につくようになった。商品選びの達人や作家らが、買い物についての哲学やワクワクドキドキを伝える著書も相次いで出版されている………[記事全文]
[評者]三ツ木勝巳  [掲載]2008年03月30日

最新の売れてる本一覧

売れてる本

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償い [著]矢口敦子
 「ごめんなさい! 今までこんな面白いミステリを紹介していなくて」「こんなにも悲しくてでも温かいミステリに出会えて本当に良かった」。昨年9月末、新宿の2軒の書店にそれぞれ掲げられた………[記事全文]
[評者]瀧井朝世(ライター)  [掲載]2008年03月30日

最新の著者に会いたい一覧

著者に会いたい

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書で自己表現―自分と向き合う高校生たち 須田章七郎さん
 「書道」は自己表現の芸術だ、と強調する一方で、手本どおりに書けたら上手と評価しているのは矛盾だし、生徒たちも失望する。そんな悩みから、高校教師の須田(すだ)章七郎(しょうしちろう………[記事全文]
[文・写真]前田浩次  [掲載]2008年03月30日

最新のコミックガイド一覧

コミックガイド

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スパイスビーム [作]深谷陽
 根が食いしん坊ということもあり、料理が旨(うま)そうな作品を読むと、すぐに同じものを食べたくなる。もちろん、『スパイスビーム』の料理にも思いっきり感化された。こんな店、近くにあっ………[記事全文]
[評者]山脇麻生  [掲載]2008年03月30日

最新のビジネス書一覧

ビジネス書

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経営の未来 [著]G・ハメル、B・ブリーン
 21世紀のマネジメントの指針を描く良書。会社という組織はなぜ社員の意欲を萎(な)えさせるのか。そんな疑問を抱いている人は、ぜひ手に取ってほしい。主著者は『コア・コンピタンス経営』………[記事全文]
[評者]梶山寿子(ジャーナリスト)  [掲載]2008年03月30日

最新の朝日新聞社の新刊一覧

朝日新聞社の新刊

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卜部日記・富田メモで読む 人間・昭和天皇 [著]半藤一利、御厨貴、原武史
 靖国参拝問題に決着を付けた富田メモ、卜部日記など、近年昭和天皇関係の資料が続々公開され始め、天皇制・昭和史への関心を一段と高めている。母・貞明皇后との意外な関係、祭祀へのこだわり………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日
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ぼくは散歩と雑学が好きだった。―小西康陽のコラム1993―2008 [著]小西康陽
 「世界中どこへ行ってもレコード屋さんと本屋さん、夜には美味しい食事とお酒があるレストランがあれば、そこはぼくの好きな街、ということになります」……ピチカート・ファイヴ時代から20………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日
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占領期の朝日新聞と戦争責任―村山長挙と緒方竹虎 [著]今西光男
 敗戦後、戦時体制により保障されていた安定は吹き飛んだ。占領期における公職追放、新聞の戦争責任、GHQとの攻防、レッドパージ……。資本側村山と経営を代表する緒方たち。村山騒動と復辟………[記事全文]
[掲載]2008年03月30日

本文は朝日新聞紙面でお楽しみください。

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風の馬 ルンタ [著]渡辺一枝
[評者]新井敏記(編集者)  [掲載]2008年03月30日

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