ひらがな・カタカナ・漢字による自在な表記法、読み方の多様性、和語と漢語の使い分け、敬語表現の幅広さ、方言の奥深さ。柔軟に変化し、豊かな広がりをみせる日本語がいかに「天才」であるか………[記事全文]
[掲載]2009年11月15日
維新前夜の龍馬の横死。新撰(しんせん)組などの関与も疑われたが、「実行犯は見廻(まわ)り組」がほぼ定説だ。その線に沿って様々な証言と背後の情勢を整理し直し、論理的な推理でなるほど………[記事全文]
[掲載]2009年11月15日
イケメンのネヴィルは根っからのジゴロ。次の標的は金持ちの令嬢。“共犯者”の指示通りに動けばすぐに片づくおいしい話だ。気が強くわがままな令嬢を手なずけて、せしめた金と共に脱出。成功………[記事全文]
[掲載]2009年11月15日
大学生の「僕」と山本と元宮ユキ。最近3人でいることが多い。恋人は絵描き志望で、バイトは石を運ぶ重労働。「ああ、畜生オレはナイーブな獣だぜナイーブさでサバンナを生きぬく獣だぜ」。明………[記事全文]
[掲載]2009年11月8日
江戸時代、航海術の不備で台風などによる漂流は多かった。無人島の鳥島で生き抜き、帰還を果たした六つの例と他国に漂着した4例を取り上げる。庶民のサバイバル力に驚くが、海外渡航自体が禁………[記事全文]
[掲載]2009年11月8日
教皇と対立し司法権拡大に努めるヘンリー2世治世下のイングランド。ユダヤ人排斥につながる連続殺人の捜査にシチリアから女医が招かれ、十字軍などのからむ事件に挑む。 ◇ 吉澤………[記事全文]
[掲載]2009年11月8日
「歩いていると、ついてくるものがあった」と、最初の1行からいきなり、この世のものではない存在が現れる。日記に「真鶴」と残して夫が失跡。妻は、娘と母親と暮らしながら何度かそこを訪れ………[記事全文]
[掲載]2009年11月1日
12世紀の実在の人物によるラテン語で書かれた書簡集。激しい恋愛の末、別々に修道院生活を送った2人。男への切なる愛を訴える女に対し、男は神に仕える姿勢を貫く。男の最期を伝える資料付………[記事全文]
[掲載]2009年11月1日
漱石作品を「繰り返し読んできた」著者が、90年代前半に語った作品論。『吾輩は猫である』に表出する実生活での妄想。『行人』の中で、漱石の投影とされる一郎が見せる鋭敏さ。漱石のこんと………[記事全文]
[掲載]2009年11月1日
タレント本、自己啓発本、ベストセラー小説、時事ネタ本。話題の本を相手どった、「ワイドショー」的書評集。あえて宣言する「誤読」という視座を支える感性が、文庫化にあたり加筆された最新………[記事全文]
[掲載]2009年10月25日
奇妙な吸引力をもつ転校生の住む河原の廃屋に、がけの上からこちらを見つめている新築住宅。裏山へ続く道の先に潜むものの影、路地を歩く後ろにひたひたと迫るものの気配。古典的な幽霊譚(た………[記事全文]
[掲載]2009年10月25日
「受胎告知」や「最後の審判」など、聖書の世界を西欧の宗教画から読み解く。福音書の記述の不明確さに時代の作為を指摘する批判的見方や、フェルメールの名画に透視されるキリスト教的世界観………[記事全文]
[掲載]2009年10月25日
1970年11月25日、自衛隊東部方面総監部に乱入、切腹した作家の最晩年に、著者は週刊誌「平凡パンチ」の編集者として付き合った。騒然とした時代、三島は「その日」に向け弓を引き絞る………[記事全文]
[掲載]2009年10月18日
食べていれば何だって忘れられる。職場でのイジメも、彼の浮気だって。でもやっぱり彼に「かわいい」と言われたい。自信もとりえもないOLの「のこ」は、幸せな自分になるためにダイエットを………[記事全文]
[掲載]2009年10月18日
著名人の「自伝」を手がける「私」は、カリスマ的人気のある元英国首相の回想録を引き受ける。ところが聞き取りを始めるや「テロとの戦い」にかかわる重大疑惑が浮上。皮肉なユーモアが利いた………[記事全文]
[掲載]2009年10月18日
「私」の吹くハーモニカに合わせて妻が歌うのを大切な日課とし、庭に来る野鳥を眺めるのを喜びとする「山の上」の夫婦を描いた連作の10作目。巻末の長女の手記が、「要介護5」になった後も………[記事全文]
[掲載]2009年10月11日
博識とおおらかな筆致による、漱石とその周辺の作家たちのさまざまなエピソードが、昭和の時代に明治文壇の面影を伝えた表題作。あわせて、子規、鴎外ら明治の文人ゆかりの町々をめぐる「文学………[記事全文]
[掲載]2009年10月11日
裏稼業から足を洗い、京都の禅寺で寺男をする有馬次郎が、怠惰なバカミス作家と強気の女性記者の起こす騒動に巻き込まれる連作。「たぬきそば」の正体やみたらし団子ほか、名物から「裏京都」………[記事全文]
[掲載]2009年10月11日
言語や文化の多様性と、古代ギリシャ・ローマ文明の水脈に連なるある共通性の、両方を併せもつ欧州。フランスの歴史家が、キリスト教や封建制から欧州の歴史を説き起こし、思想や文化を含む成………[記事全文]
[掲載]2009年10月4日
日々のできごと、遠い日の思い出、時事問題。何げない生活上のふるまいから表現のツボにいたるまでが、「ことば」への鋭く健やかな感受性に貫かれた詩人のエッセー。短い一文に、我々の国語の………[記事全文]
[掲載]2009年10月4日
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