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文庫

黒笑小説 [著]東野圭吾
 作家の寒川は、編集者たちと文学賞選考会の結果を待っていた。すでに5度目の候補。さすがに今度は、いや今回も……。虚勢と追従という仮面の下で展開する腹の探り合い。そして電話が鳴る「も………[記事全文]
[掲載]2008年05月04日
こぶしの上のダルマ [著]南木佳士
 老猫の単なる気まぐれにみえた行動の理由がわかったとき、ふいにこれまでの自分のいたらなさを責める回路が起動した。そんな日常から、確執を抱えたままみとった父への負い目を直視する「ぬる………[記事全文]
[掲載]2008年05月04日
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ともだち刑 [著]雨宮処凛
 2年生が3人だけのバレーボール部に入部してきた「あなた」の大人びた姿に、あこがれた「私」。4人の親密な時間。突然、あなたの冷たい牙が私に向けられ、空気は一変した。痛みという実体を………[記事全文]
[掲載]2008年05月04日
言葉とは何か [著]丸山圭三郎
 「言葉とは物や概念の呼び名」ではないということを、具体的に諸言語を比較しつつ説く「言葉と文化」、記号学の祖といわれるソシュールの理論を軸に言語学の基礎を論じる表題の2章からなる。………[記事全文]
[掲載]2008年05月04日
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レンタル・チルドレン [著]山田悠介
 最愛の息子優を5歳で亡くした泰史が悲嘆にくれる妻を見かねていた時、P.I.というレンタル会社を知る。男の子の貸し出し2週間で50万。気に入れば購入料1千万。ためらいつつ、リストに………[記事全文]
[掲載]2008年05月04日
なつかしい芸人たち [著]色川武大
 学校にも行かず、大衆演劇全盛時代の浅草に入り浸っていた著者の芸人談は、ぴかぴかの主役より、どこか世間をしくじる風情の脇役に優しい。芸人だけでなく、大相撲で差し違えを言われ、「おら………[記事全文]
[掲載]2008年05月04日
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近代日本文学案内 [著]十川信介
 明治の「文明開化」で固定的な価値観は大きく動き、人間も移動した。「文学」はそうした近代の産物だ。地方から東京へ、人が出入りする「立身出世」や、その半面の「異界願望」、交通や通信………[記事全文]
[掲載]2008年04月27日
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日本人の顔 [著]山折哲雄
 沸騰する恨みをあらわす「般若」が霊的な精神世界に属するのに対し、繁栄を願う「オカメ」は現世的なカーニバルのにぎわいに登場する。仮面の二類型は女性の社会的役割を二分して表象した。老………[記事全文]
[掲載]2008年04月27日
今朝子の晩ごはん [著]松井今朝子
 正月のテレビで「鏡獅子」を見ながらおせち。三が日のシメはテークアウトのカレー。テレビの料理番組のモニターを買って出てあれこれ作って試して品評。舞台や映画、テレビの感想も。2007………[記事全文]
[掲載]2008年04月27日
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中世の音・近世の音 [著]笹本正治
 童謡の「ゆうやけこやけ」を入り口に、鐘の音に焦点を当てた日本文化史。中世には、この世とあの世を結びつける神聖性を帯びていた鐘の音が、近世には次第に日常的になっていく。寺の増加や鋳………[記事全文]
[掲載]2008年04月27日
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クレイジーヘヴン [著]垣根涼介
 恭一は、地方都市の旅行会社で無難に働きながら、くだらない日常と自分自身へのいら立ちを抱えていた。そんな時出会った女、圭子も、アリ地獄のような日々を生きていた。殺人が結びつけた男と………[記事全文]
[掲載]2008年04月27日
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東京バンドワゴン [著]小路幸也
 東京の下町の古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家は4世代8人の大家族。みんなで囲む食卓は、いつもにぎやか。ご近所や常連さんも巻き込んで、小さな事件が起きては収まる。笑いと涙がい………[記事全文]
[掲載]2008年04月27日
失われた手仕事の思想 [著]塩野米松
 原料となる草木に折々手をかけ、それぞれの作業にあった道具をあつらえ、言葉では伝わらない技を伝えてきた手仕事の世界。大量生産化のなかで「産業」の道からはずれてしまった数々の技術をに………[記事全文]
[掲載]2008年04月20日
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小説論 [著]金井美恵子
 以前の連続講座に加え、近年の自作2編のインタビューを併録。小説というジャンルの起源や執筆者の立場からの小説の読解、私小説や〈女流〉の意味合いなど鋭い切り口で「読者とはどういう人た………[記事全文]
[掲載]2008年04月20日
ハイスクール1968 [著]四方田犬彦
 多彩なサブカルチャーが開花し、若者にとって難解であることが価値をもった時代を、中高一貫校で送った著者が回顧。早熟な少年たちに多大な影響を及ぼした現代詩や映画に加え、語られることの………[記事全文]
[掲載]2008年04月20日
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歌舞伎名作集 [訳]小笠原恭子
 「仮名手本忠臣蔵」「勧進帳」「天衣紛上野初花」など有名な10演目から、上演頻度の高い場を現代語訳。原文のリズムを生かした訳で、実際の舞台の雰囲気が伝わる。全編のあらすじと解説が付………[記事全文]
[掲載]2008年04月20日
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四畳半神話大系 [著]森見登美彦
 大学3回生の春、私は、この2年の時間を棒に振ったことに気づく。いかれた悪友やボロ下宿の先輩に引きずり回され、あこがれの明石さんとの距離は縮まらず、実益のあることは皆無。そんな私が………[記事全文]
[掲載]2008年04月20日
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試みの岸 [著]小川国夫
 海にあこがれる馬方の息子・十吉が、成長して難破船を落札する表題作、十吉のおい・余一が馬に変身する「黒馬に新しい日を」、十吉に思いを寄せる佐枝子が語り手の「静南村」の3部作。著者の………[記事全文]
[掲載]2008年04月20日
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ルネサンスとは何であったのか [著]塩野七生
 ルネサンスの本質とは、「見たい、知りたい、わかりたいという欲望の爆発」だ。その精神運動が花開いた3都市をめぐりながら、ミケランジェロやダンテ、レオナルドら芸術家はもちろん、時の法………[記事全文]
[掲載]2008年04月13日
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こんな美しい夜明け [著]加藤剛
 早稲田大学の門から思いがけず演劇青年の人生を始めて半世紀、俳優人生でめぐり合った風景をつづり、日記がわりの17音の句に日常をすくいとる。見送った多くの「死」を悼む思い、根底に一貫………[記事全文]
[掲載]2008年04月13日

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