現在位置:
  1. asahi.com
  2. エンタメ
  3. BOOK
  4. 書評記事一覧

書評 記事一覧

表紙画像

ものづくりの寓話―フォードからトヨタへ [著]和田一夫

 副題に「フォードからトヨタへ」とあるように、本書が語る「ものづくり」は、二十世紀の大量生産を牽引(けんいん)した自動車産業に代表される、大規模な工場生産のシステムを指す。  本書………[記事全文]

[評者]高村薫(作家) [掲載]2009年11月15日

表紙画像

大向うの人々―歌舞伎座三階人情ばなし [著]山川静夫

 歌舞伎座で聞こえる、「成田屋!」「成駒屋!」という掛け声。あの声がかかる間(ま)が、役者さんの台詞(せりふ)とビシッと合うと、何とも気持ちの良いものです。反対に、煮え切らない声だ………[記事全文]

[評者]酒井順子(エッセイスト) [掲載]2009年11月15日

表紙画像

フリードリヒへの旅 [著]小笠原洋子

 フリードリヒはドイツ・ロマン派の画家である。10年ほど前に、著者は彼の「樫(かし)の森の修道院」という作品の存在を初めて知った。この絵に衝撃を受けた著者は何かに取り憑(つ)かれた………[記事全文]

[評者]横尾忠則(美術家) [掲載]2009年11月15日

表紙画像

サイゴンのコニャックソーダ/私が見た戦争 [著]石川文洋

 氷を入れたグラスにコニャックをどぼどぼ注ぐ。ソーダで割ってかき回し、泡立たせてコニャックの香りに威勢をつける――ベトナム戦争に従軍するジャーナリストたちが愛した、コニャックソーダ………[記事全文]

[評者]平松洋子(エッセイスト) [掲載]2009年11月15日

表紙画像

若い芸術家の肖像 [著]ジェイムズ・ジョイス

 「むかし むかし、そのむかし、とても たのしい ころのこと……」と、幼児語のお話に始まり、「古代の父よ、古代の藝術(げいじゅつ)家よ、永遠に力を与えたまえ」と、作家を目指す神学生………[記事全文]

[評者]鴻巣友季子(翻訳家) [掲載]2009年11月15日

表紙画像

長寿大国の虚構―外国人介護士の現場を追う [著]出井康博

 急速に高齢化が進んでいる日本では、介護制度の充実が望まれる。しかし少子化のためもあって、それを支える人材が足りない。低賃金・重労働という現実に加えて、そのイメージが若者を介護の職………[記事全文]

[評者]小杉泰(京都大学教授・現代イスラーム世界論) [掲載]2009年11月15日

表紙画像

ザ・リンク―ヒトとサルをつなぐ最古の生物の発見 [著]コリン・タッジ

 ドイツのフランクフルト郊外で80年代、ほぼ完璧(かんぺき)な姿で4700万年前の小さな霊長類の化石が発見された。それはイーダと名付けられ、人類の進化の謎を解くミッシング・リンク(………[記事全文]

[評者]江上剛(作家) [掲載]2009年11月15日

表紙画像

JOHNNY TOO BAD―内田裕也 [著]モブ・ノリオ

 本を手に取った瞬間に、「これはキタかもしれない」と思った。なにしろ本の作りが独特だ。モブ・ノリオの小説と内田裕也の対談集が、無理やりくっつけられて一冊になっている。こうしたケレン………[記事全文]

[評者]奥泉光(作家、近畿大学教授) [掲載]2009年11月15日

表紙画像

フルーツ・ハンター―果物をめぐる冒険とビジネス [著]アダム・リース・ゴウルナー

 パラダイスの原意は「果樹の生い茂る肥沃(ひよく)な庭園」とか。著者はカナダの若手ジャーナリスト。ブラジルを皮切りに、世界各地のジャングルや工場を訪ね、ドリアン、ミラクルフルーツな………[記事全文]

 [掲載]2009年11月15日

表紙画像

禅入門―カトリック修道女の歩んだ道 [著]イレーヌ・マキネス

 唯一絶対の人格神を信仰するカトリック修道女に禅の修行が必要なのか。可能なのか。60年代に布教のため来日する前から、著者は東洋の瞑想(めいそう)に心を動かされていたが、日本で禅の指………[記事全文]

 [掲載]2009年11月15日

表紙画像

ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争(上・下) [著]デイヴィッド・ハルバースタム

 勝利の栄光が伴わない朝鮮戦争は、しばしば「忘れられた戦争」ともいわれてきた。しかしそれは約3年に及び、犠牲者は北朝鮮と中国でおよそ150万人、韓国で41万5千人、そしてアメリカ軍………[記事全文]

[評者]久保文明(東京大学教授・アメリカ政治) [掲載]2009年11月8日

表紙画像

ドゥルーズとガタリ 交差的評伝 [著]フランソワ・ドス

 フランスの現代思想は1960年代から世界中に影響を与えた。構造主義者やポスト構造主義者と呼ばれる、大勢の思想家の中で、最もユニークなのは、ドゥルーズとガタリであった。それは、彼ら………[記事全文]

[評者]柄谷行人(評論家) [掲載]2009年11月8日

表紙画像

手妻のはなし―失われた日本の奇術 [著]藤山新太郎

 本を開くと、前口上として“手妻とは日本人が考え、独自に完成させたマジックの事だ”とあり、さらに“幕末に日本にやって来た欧米人が手妻を見て、その技術の高さに驚嘆した”と記しているが………[記事全文]

[評者]阿刀田高(作家) [掲載]2009年11月8日

表紙画像

神と仏の出逢(であ)う国 [著]鎌田東二

 「神道ソングライター」としても知られ、霊性、宗教、聖地などについて数多くの書物を公にしてきた著者による、新たな神仏習合論である。  話は法螺貝(ほらがい)から始まる。法螺貝は聖な………[記事全文]

[評者]広井良典(千葉大学教授・公共政策) [掲載]2009年11月8日

表紙画像

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する [著]レナード・ムロディナウ

 ひいきの球団が日本シリーズに敗れても、この本を読めば少し気が晴れるのではないか。  ワールドシリーズがほぼ実力通りに決着することを望むなら、7試合制では無理があり、戦力差が小さけ………[記事全文]

[評者]尾関章(本社論説副主幹) [掲載]2009年11月8日

表紙画像

学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史(上・下) [著]ハワード・ジン/本当は恐ろしいアメリカの真実 [著]エリコ・ロウ

 現在、世界はアメリカ発の金融不況で苦しんでいる。それでも多くの人にとってアメリカはあこがれの国だ。自由、平等、アメリカンドリーム。アメリカほど光り輝く国はない。しかし光には影があ………[記事全文]

[評者]江上剛(作家) [掲載]2009年11月8日

表紙画像

青少年・若者の自立支援―ユースワークによる学校・地域の再生 [編]柴野昌山

 いま、自立して大人になることはとても難しい。昔は一人前というゴールがはっきりしていたし、そこに至るまでに参加する年齢集団(たとえば若者組)や通過儀礼が明確な境目をもって存在してい………[記事全文]

[評者]耳塚寛明(お茶の水女子大副学長) [掲載]2009年11月8日

表紙画像

漱石の長襦袢(じゅばん) [著]半藤末利子

 漱石文学は近代教養人への誘(いざな)いであった。理由は? 著者の父松岡譲(作家。漱石の長女筆子の夫)がいみじくも著者に明かす。漱石は四十代に十編ほどの長編小説を書いたが、「一つと………[記事全文]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家) [掲載]2009年11月8日

表紙画像

テレビ快男児 [著]藤田潔

 著者は広告会社ビデオプロモーションの設立者で名誉会長。アニメ「鉄腕アトム」を米国に輸出し、深夜番組の先駆けとなる「11PM」をつくり、ゴルフのマスターズを初めて衛星生中継した。「………[記事全文]

 [掲載]2009年11月8日

表紙画像

戦場の掟(おきて) [著]スティーヴ・ファイナル

 03年3月、米国は国際社会の制止を振り切ってイラク侵攻に踏み切った。その後のイラクがどうなったか。10月13日のイラク政府発表によると、08年10月まで、8万5694人のイラク人………[記事全文]

[評者]松本仁一(ジャーナリスト) [掲載]2009年11月1日

表紙画像

哲学者たちの死に方 [著]サイモン・クリッチリー

 帯に、「タレスからデリダまで、古今東西190余名の哲学者たちの臨終図鑑」とある。この間、約二千六百年。人間にとって永遠の難問である死に向き合い、精神の営み一つで死を克服せんとして………[記事全文]

[評者]高村薫(作家) [掲載]2009年11月1日

表紙画像

フリーター、家を買う。 [著]有川浩

 武誠治(たけ・せいじ)という主人公、もともとはのんきな性格である。24歳。フリーター。〈このままではまずいな、という危機感はうっすらと心のどこかにある〉ものの、〈まだまだ大丈夫。………[記事全文]

[評者]重松清(作家) [掲載]2009年11月1日

表紙画像

貧者を喰(く)らう国―中国格差社会からの警告 [著]阿古智子

 目覚ましい躍進を続けている中国。しかし他方で深刻な環境汚染やエイズなど感染症の広がり、貧しい人々の悲惨な状況や抗議、彼らに対する権力者の弾圧や甚だしい腐敗などが頻繁に伝わってくる………[記事全文]

[評者]天児慧(早稲田大学教授・現代アジア論) [掲載]2009年11月1日

表紙画像

46年目の光―視力を取り戻した男の奇跡の人生 [著]ロバート・カーソン

 3歳で失明した男が46歳を過ぎて視力を回復したらどうなるか? 視力を得て初めて見る世界は驚異の連続だ。この男マイク・メイは盲目時代に何ひとつ不自由なく、幸せな人生を生きていたので………[記事全文]

[評者]横尾忠則(美術家) [掲載]2009年11月1日

表紙画像

ドイモイの誕生 [著]古田元夫

 ソ連と東欧諸国が90年前後に社会主義体制から資本主義に転換したのに比し、アジアでは80年代に中国とベトナムの両国が社会主義の「建前」を崩さずに市場化に対応してきたのはなぜなのか。………[記事全文]

[評者]南塚信吾(法政大学教授・国際関係史) [掲載]2009年11月1日

表紙画像

背徳のクラシック・ガイド [著]鈴木淳史

 この本が、あるヴァイオリニストによるバッハの演奏を評した言葉。「気持ちの入りようは半端ではない。濁る和音。外れる音程。何も恐れることはない、といわんばかりにゴリゴリ押しまくる。圧………[記事全文]

[評者]苅部直(東京大学教授・日本政治思想史) [掲載]2009年11月1日

表紙画像

同和と銀行―三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録 [著]森功

 本書は、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)の行員時代、大阪の財団法人・飛鳥会のボス小西邦彦と渡り合った「汚れ役」岡野義市の記録だ。  小西は、部落解放運動家と元暴力団員の二つの顔を………[記事全文]

[評者]江上剛(作家) [掲載]2009年11月1日

表紙画像

白い紙/サラム [著]シリン・ネザマフィ

 文学界新人賞を受賞した「白い紙」はイラクとの戦争下のイランの高校生の淡い恋を描く。学業優秀な少年ハサンは「白紙」の将来に、大学に進学し医師になるという夢を描こうとする。だが、父が………[記事全文]

 [掲載]2009年11月1日

表紙画像

トイレの話をしよう―世界65億人が抱える大問題 [著]ローズ・ジョージ

 英国のジャーナリストが世界のトイレ事情を探る。温水洗浄便座が普及している日本も取材しているが、興味深いのは世界で26億人いるというトイレのない暮らしをしている人々の実情だ。手作業………[記事全文]

 [掲載]2009年11月1日

表紙画像

巡礼 [著]橋本治

 ゴミとは、いったいどんなものを指すのか。壊れてしまったもの、使えなくなったもの、役目を果たしたあとのもの、不要になってしまったもの。分類はさまざまにできる。いずれにしても、「元の………[記事全文]

[評者]重松清(作家) [掲載]2009年10月25日

検索フォーム


朝日新聞購読のご案内

ここから広告です

広告終わり

検索

  • 秋の読書特集
POWERED BY Amazon.co.jp