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[掲載]2005年08月21日
イタリアは美術品の保存修復に熱心だ。「最後の晩餐(ばんさん)」の例は有名だろう。著者は39年に政府の中央修復研究所を創設、20年間所長を務めた後も美術研究に活躍した大御所。修復に際して考察し実践すべきことを厳しく提言しており、この理論に支えられて、私たちはニュアンスを取り戻した美術の数々を楽しめているのだと気づかされる。原著は63年。遺物や歴史記念建造物にわたる思索は、今日の文化遺産保護理念の先駆けだ。
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