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[掲載]2005年12月04日[評者]天外伺朗
医療の世界で、代替医療が注目されてきたのと同様に、教育の世界でも文科省教育以外の代替教育の重要性が高まっている。その代表格がシュタイナーやモンテッソーリだろう。
本書は、その2人に加えクリシュナムルティやベイリーなどの教育改革者、ならびにユネスコの設立などの背後に「神智学」の思想があったと説き、それらの経緯を詳しく追っている。
神智学は、あらゆる宗教を包含する真理と、著者らは紹介している。そのため上記代替教育は霊性や精神面の成長に重点がおかれ、年齢に即した意志や情感の発達に配慮されている。
知育偏重で、激しい競争状態に子どもたちを追い込む文科省教育に対する反動から、上記代替教育が評価されているが、反面、神智学のもつオカルト的な宗教性に反発する人も多い。
教育に宗教性は必要か。必要だとすると、それはどういう形であるべきか。今後の教育のあり方を考える上で欠かせない一冊だ。
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