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中西寛さん 論文「日本が直面する東アジアの『剥(む)き出しの政治力学』」(「フォーサイト」4月号)など。中東文化交流・対話ミッションに参加。
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(1)八月十五日の神話(佐藤卓己著)
(2)孤独な帝国アメリカ(ズビグニュー・ブレジンスキー著、堀内一郎訳)
(3)グレート・インフルエンザ(ジョン・バリー著、平澤正夫訳)
今年も書評委員として多くの佳作、力作を紹介する喜びと共に、紙面の制約などで紹介を見合わせざるを得なかった作品への心残りを感じる。せめてもの罪滅ぼしに取り上げなかった3点を紹介。
(1)は8月15日を終戦記念日と考える、当たり前になった意識が、実は55年体制の成立と同じ頃に作られた結果であったことを豊富な史料に基づいて示した作品。(2)はイラク開戦後に、ブッシュ政権の単独主義を批判し、ヨーロッパを始めとする同盟国との関係再構築を訴えた書。翻訳の時期が少し遅れたため、焦点がずれてしまった感があるのが惜しまれる。
(3)は1918年のインフルエンザ大流行時の科学者の戦いを描いた科学ドキュメンタリー。鳥インフルエンザの脅威が喧伝(けんでん)される今日、人類は伝染病の恐怖から今なお解放されていないと感じる。