2006年07月06日12時46分のアサヒ・コム
		アサヒ・コムBOOK

メインメニューをとばして、本文エリアへ朝日新聞社からアスパラクラブクラブA&A携帯サービスWeb朝日新聞サイトマップ文字拡大・音声

天気住まい就職・転職BOOK健康愛車教育サイエンスデジタルトラベル囲碁将棋社説コラムショッピングbe

ここから本文エリア現在位置asahi.comトップ >  BOOK > 書評 > 酒井啓子記事

書評

NGO、常在戦場 [著]大西健丞

[掲載]2006年04月09日
[評者]酒井啓子(東京外国語大学教授・中東現代政治)

 NGOは政府や企業と距離を置き、地味で小規模な援助活動をやるもの——。

そんな常識を覆して、全方面巻き込み型の民間海外援助システムをぶち上げたのが、著者の大西氏だ。氏のNGO「ジャパン・プラットフォーム」に対して、政府や企業の下請けに成り下がっている、と見るか、NGOの活性化と機能拡大に効果大と評価するかで、従来のNGOの間では議論百出だろうが、弱冠20歳代で自前のNGOを設立し、30歳代前半でそれを統括する組織を作り上げる才覚は、刮目(かつもく)に値する。

 なんといってもこの風雲児が名を上げたのは、アフガニスタン支援会議へのNGO参加を巡る鈴木宗男議員、そして外務省との攻防だろう。湾岸戦争後のイラク・クルド地域で地雷を踏み(幸いにも不発)、東ティモールで雨で体を洗っていた青年が、国会に参考人招致される。その生々しいやりとりが、本書で綴(つづ)られる。

 NGO活動は、やさしい気持ちだけではない、営業も政治もできないとダメなんだなと、冷徹な現実を知らされる。タフさが要求される仕事。けど、百戦錬磨を売りに紛争経験自慢のオヤジになったら、あかんで、大西はん。


ここから広告です
広告終わり

関連情報

    書籍詳細

    表紙画像

    NGO、常在戦場

    • 著者: 大西 健丞
    • 出版社: スタジオジブリ
    • ISBN: 4198621357
    • 価格: ¥ 1,575

    別ウインドウで開きますこの本を購入する ヘルプ

    powered by amazon.co.jp

     
    ここから検索メニュー

    検索 使い方

    検索メニュー終わり

    朝日新聞サービス

    ここから広告です
    広告終わり

    BOOK おすすめレビュー

    売れ筋ランキング 一覧

    涼宮ハルヒの分裂

    BOOK サイトマップ



    powered by amazon.co.jp
    ▲このページのトップに戻る

    asahi.comトップ社会スポーツビジネス暮らし政治国際文化・芸能ENGLISHマイタウン

    ニュースの詳細は朝日新聞紙面で。» インターネットで購読申し込み
    asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
    | 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク| 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
    Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.